Fan Meeting of Custom Cues
『ビリヤード・ロサ』にて第1回となるイベントが開催
1月22日(日)、東京・池袋の『ビリヤード・ロサ』にてカスタムキューファンが一堂に会するイベント、『Fan Meeting of Custom Cues』が行われた。内垣建一プロ、松村浩道プロ、そして松村プロが所属するビリヤード・ロサが企画・運営を行ったイベントだ。
コレクター・プレイヤー達が所有するカスタムキューが合計263本並んだ
この日の会場には83名が来場し、そのうちの44名が持参した合計263本のキューが展示された。自身のコレクションとして数十本を運び込んでいた人がいれば、日頃からプレーに使っているただ1本のカスタムキューを展示する人もおり、様々なタイプのキューの愛好家達が東京だけでなく北海道や宮城、広島などの各地から集結。
キューケースのコレクションの展示もあった
展示されたコレクションを見れば、『ザンボッティ』や『タッド』、『サウスウェスト』に『マクウォーター』、あるいは日本の『ILC』や『早川工房』など様々なキューが並んでいた。その1本1本を来場者達がじっくりと見て周り、その輝きや奥深さに魅入っていた様子。他にも、多数のアメリカンキューケースコレクションの展示もあった。
来場者のペアマッチでは「ガス・ザンボッティ」ペアvs「バリー・ザンボッティ」ペアという対決も
また、ただ展示するばかりでなく『チャンピオンテーブル』と銘打った2ゲーム先取のテンボール即席ダブルス大会なども開催。カスタムキューならではのサウンドを会場に響かせていた。
各種の表彰も行われた。左は松村浩道プロ、右はベストコーディネート賞の酒巻博行氏
イベントの最後には参加者がそれぞれ注目したキューを選び投票していく『コレクターズ・チョイス・アワード』も行った。3位には『ジナキュー』と『ブラックボア』、2位には『ILC』、1位には『カーセンブロック』が輝き、内垣プロより盾が贈られた。他にも松村プロが選ぶベストコーディネート賞の表彰もあり、そちらは『ポールモッティ』の8剣モデルなどを展示していた酒巻博行氏が受賞。
タッドだけを集めるなどしてのフォトセッションも
最後にはサウスウェストコレクターや、いわゆる「ザンボッティの8剣」のトリビュートモデルなどを集めたり、タッドだけを集めてのフォトセッションを行うなど、ただキューを観賞するばかりでなく、賑やかで活気のある催しとなったようだ。
サロン(個室)の3部屋分を1つに繋げたスペースが用意されていながらも、そこに人々がぎっしりと入った今回のイベント。「キューの売買の一切の禁止」などのルールを設けて行われたが、準備段階での様々な声を聞いた内垣プロはそういった面での変更を検討しながらこれからも継続して開催していく方針とのことだ。さらにたくさんのファン達がビリヤードキューの楽しみを共有できるイベントへの成長を構想している。
内垣建一プロはキューの管理やイベント全体の進行なども担っていた
こうしたイベントは昨年にも『第1回トップ・オブ・キューズ・ニッポン』として、カーセンブロックコレクターの松實伸之氏が発起人となり開催している。今までになかったことが不思議なほど、カスタムキューをテーマにしたイベントは盛り上がりを見せているのだ。
来場者は合計83名。次回はより盛大になることだろう
イベントの模様はCUE'S Facebookページにてアルバムを公開している他、今回のイベントのFacebookページでも来場者達のコメントや写真が多数挙げられているので、また次回のカスタムキューイベントに向けてもこちらをぜひチェックしてみてほしい。
CUE'S Facebookページ アルバム『Fan Meeting of Custom Cues』