第6回チャイニーズエイトボールマスターズ
イングリッシュ8のチャンピオン、ガレス・ポッツ(イギリス)が優勝
1月10日(火)〜16日(月)に中国・秦皇島にて『第6回チャイニーズエイトボールマスターズ』が開催された。この秦皇島は渤海湾に面した観光地。ここに大会の主催であるチャイニーズエイトボールテーブルのメーカー大手『JOY』の本社と工場がある。JOYは現地行政とも密接に手を組んで大会に臨んでおり、今回も盛大な開催となった。
開催地は中国・秦皇島
試合は通常、140分の時間制の13ゲーム先取マッチ。ただしテレビマッチは同じく140分での19ゲーム先取となっており、時間内に終わらない試合も多かった。時間切れになった場合はその時点のスコアで勝敗が決まるが同点の場合は、ロングカットの8番を5球ずつ入れ合うPKのような方式で勝敗を決定する。
準優勝の張堃鹏は昨年には3位に入っている
競技を熟知した中国選手が例年上位を独占する中で、優勝までたどり着いたのはイギリスのガレス・ポッツ。第1回、第2回大会に続き大会3度目の優勝だ。決勝で敗れた張堃鹏(中国)は1996年生まれの若い選手で、昨年の3位から1つ順位を上げた。
日本からは土方隼斗(左)、青木亮二が参戦
日本からは土方隼斗、青木亮二が参戦したものの、初戦から2敗で大会終了。日本ポケットのトッププレイヤー達にとってもやはり、畑違いの種目で中国選手を相手にするのは難しい戦いとなるのだ。
アメリカで行われた『WORLD POOL SERIES』とスケジュールがバッティングしたのに加え、『付け焼き刃では中国のスペシャリストに勝てない』という認識がプールの海外有力選手に広まったことで、昨年よりも海外勢は手薄になっていた。
盛大に開催されるこの大会の予選が今年、日本で行われる予定
ただし、今後もこの大会は盛大に開催されていく見通しで、来年に向けて、世界12カ国で予選が開かれる予定。今回の開会式ではその調印式も行われた。日本でも開催予定となっているが、まだ正式決定ではないとのことだ。
取材・写真/On the hill!