1月はチャイニーズエイトに土方隼斗、青木亮二、ワールドエイトボールシリーズに大井直幸が参戦
まずは土方隼斗(左)と青木亮二が世界に挑む
国内のトーナメントと同様に、2017年の世界のプールシーンでも、世界選手権を主催するWPAが公認するワールドランキング対象のトーナメントを中心として、数多くのビッグゲームが予定されている。そしてもちろん今年も、日本からこの舞台に数多くのトッププレイヤーが挑戦する。
まずは今月、10日〜16日(火ー月)かけて中国・秦皇島市にて開催される『2017 World Chinese 8-Ball Masters』には、土方隼斗と青木亮二が参戦。世界中からワールドクラスのプールプレイヤーが集い、地元中国のトップ・チャイニーズエイトボーラーとキューを交えるこの大会、上位進出へのハードルは極めて高いが、JPBA勢2人の異種目への果敢な挑戦に期待したい。
さらに14日〜17日(土ー火)にはプールの本場、アメリカ・ニューヨークを舞台に、今年から始まる『WORLD 8-BALL SERIES』の第1戦が開催される。年間4戦が予定されているこの新たなシリーズツアーは、WPA公認のランキング対象試合となっており、第1戦のプレイヤーリストの中にはJPBA勢として、大井直幸、羅立文、浜田翔介の3名の名前がある。
JPBAから第1戦に参戦する羅立文(左)と浜田翔介
2月に入ると、WPA公認ではないものの、華やかでハイレベルなプールトーナメントを数多くプロデュースしている『Matchroom Sport』主催の『World Pool Masters』が行われる。この大会は完全招待による16名のトーナメントで、今年はこの栄えある舞台に10年ぶりに日本から大井直幸が招待され、
シェーン・バン・ボーニング(アメリカ)、アルビン・オーシャン(オーストリア)、呉珈慶(中国)、
張榮麟(台湾)といったトップスター達とタイトルを争うことになっている。
今年もシーズン序盤から海外遠征が続く大井直幸
さらに2月26日〜3月5日(日ー日)にかけては、女子の世界開幕戦となる『2017 AMWAY eSpring International women 9-Ball Championship』が台湾・台北で開催。昨年大会で3位タイに入賞している
河原千尋、そして大会連続出場記録を持つ
梶谷景美が、すでにステージ2シードとして出場することが決まっている。
河原千尋(左)と梶谷景美
このように、今年のワールドプールシーンはシーズン序盤からロケットスタートといっても良いほどにビッグゲームが目白押しで、4月以降も新設の国際オープントーナメントや世界選手権などのアナウンスもされている状況だ。さらに今夏7月には『ワールドゲームズ』、8月には『ユニバーシアード』と、ビリヤードが採用されている国際競技大会も行われる(主な海外試合スケジュールは
コチラから)。
世界に挑む日本のプレイヤー達にとって、2017年はさらに実績を積み上げ、ワールドランキングとともに世界に名前を轟かせるチャンスの多いシーズンだと言えるだろう。男女共に志を持ち海を渡るプレイヤー達の戦いに注目していきたい。