MOSCONI CUP XXIII
今年のモスコーニカップは12月6日に開幕(写真は昨年大会、以下同)
アメリカとヨーロッパを代表する世界トップクラスのプールプレイヤーが『Team USA』と『Team Europe』に分かれ、アメリカの伝説的プレイヤー、ウィリー・モスコーニの名を冠したカップ獲得をかけて5対5の団体戦で戦う『モスコーニ・カップ』が、イギリス・ロンドンを舞台に12月6日(日本時間12月7日午前3時30分〜)にスタートする。
'94年に始まり今年で23回目を迎えた今大会は、出場プレイヤー全員が登場する5対5のチーム戦をオープニングマッチとして、4日間の日程で、シングルス12試合、ダブルス8試合を合わせ計21試合が予定されている。競技種目はナインボールで、先に11勝を挙げたチームが勝利となるフォーマットだ。
欧米のトップスターが顔を揃える
前回大会までのアメリカとヨーロッパの対戦成績はアメリカの11勝10敗1分け。大会の草創期には、さすが本場といった力を見せつけてチームヨーロッパに大きく勝ち越していたアメリカだが、ヨーロッパのレベルが格段に上がってきたこの10年間は逆に、1勝8敗1分けと苦しい戦いを強いられている。
3年連続で大会MVPを獲得しているニールス・フェイエン
アウェー戦となるチームUSAの今年のメンバーは、通算9回目の出場となるエースの
シェーン・バン・ボーニングを筆頭に、こちらも9回目の登場とある
ロドニー・モリス、さらに20代のマイク・デシャイン、ジャスティン・バーグマン、スカイラー・ウッドワードを加えた5名。
アメリカは今年も若手プレイヤーがメンバー入り(写真右はジャスティン・バーグマン)
対するチームEuropeは、通算11回出場でここ3年連続で大会MVPを獲得している
ニールス・フェイエン(オランダ)、今年のナインボール世界王者のアルビン・オーシャン(オーストリア)を始め、地元イギリスからは
ダレン・アプルトン、マーク・グレイ、さらに今年のクウェートオープンで初の国際タイトルを獲得したスコットランドのジェイソン・ショウと強力なメンバーを揃えてきた。
アルビン・オーシャンは昨年に続き2度目の出場となる
実績的に見れば今年もヨーロッパ優位が予想されるが、今年はどのような展開となっていくのか。2016年の締めくくりとも言えるビッグイベントに注目だ。ちなみに日本では今年8月にサービスがスタートした、世界中のスポーツをカバーした動画配信サービス『DAZN』から配信される予定となっている。