第16回スヌーカージャパンオープン
12月3日(土)・4日(日)の2日間に渡って、『第16回スヌーカー・ジャパンオープン』の決勝ラウンド(ラスト16〜)が開催される。この大会は『全日本選手権』と並ぶ国内スヌーカーのビッグタイトル戦で、決勝ラウンド1日目の3日は、神奈川県の『フルーク』と『ルーキー』、埼玉県の『グリーンルーム』を会場に、16名が4名1組のGroup1〜Group4に分かれてベストオブ2(2ゲームマッチ)のリーグ戦が行われる。
そして翌4日には、各グループの1位となった4名が、東京・池袋の『ビリヤード・ロサ』に集結し、ベストオブ5(3ゲーム先取)で行われる準決勝、決勝に臨むこととなっている。
準決勝・決勝の会場となる『ビリヤード・ロサ』
昨年はタイから参戦したトップ選手の1人、ニティワット・カンジャナスリが、ファイナルで日本のエースとして世界で戦う桑田哲也を相手に、フレームカウント5-1で優勝を飾った今大会。今年はカンジャナスリ、桑田ともに参戦していないため、国内プレイヤーのみによる優勝争いとなる(出場選手とグループ分けは以下の通り)。
■Group1(フルーク会場)
福田豊(スポンサー・シード)
神箸渓心
安藤幸紀
上豊樹
→第1試合:福田豊 × 上豊樹
■Group2(フルーク会場)
水下広之(スポンサー・シード)
井上治郎
前田崇文
須藤圭一
→第1試合:水下広之 × 須藤圭一
■Group3(ルーキー会場)
栗本高雄
井上敦貴
宮澤潤人
松村浩史
→第1試合:栗本高雄 × 宮澤潤人
■Group4(グリーンルーム会場)
長谷修次(全国ランキングトップ・シード)
樋口知幸
栗本龍
松嵜直己
→第1試合:樋口知幸 × 栗本龍
今大会最多の優勝記録を持つ福田豊
グループ1には、今大会で9度の優勝を誇る福田豊と世界大会参戦を重ね、その実力をアップさせ続けている神箸渓心が同居。この2人は、昨年も同組となって福田が辛くも勝ち抜けたが、今年、さらなる進化を遂げた神箸が福田にどう挑むのかは注目だ。さらにグループ2からグループ4までにも、それぞれ、水下広之、栗本高雄、長谷修次といったトッププレイヤーがおり、リーグ戦は彼らを中心にして展開されていくことが予想されるが、リーグ戦はベストオブ2というショートマッチゆえに、波乱が起こることも十分に有り得るだろう。
期待のヤングガン、神箸渓心は初優勝を狙う
福田豊が優勝回数を二桁に乗せるのか、水下広之が『全日本スヌーカー選手権』に続き、ビッグタイトルを手にするのか、それとも栗本高雄、福田豊、桑田哲也、ニティワット・カンジャナスリに続く、今大会5人目の新たなチャンピオンが誕生するのか。国内最高峰のスヌーカーバトルは要注目だ。