秋晴れの名古屋に全国から384名のアマチュア選手が集結した。選手達が目指すのは、ポケットビリヤードのアマチュア全国大会でもっとも長い歴史を持つ『全日本アマチュアポケットビリヤード選手権大会』のタイトル。
これはA級192名、B級128名、女子級64名という人数が、『名東スポーツセンター』という公共の体育館に設置された30台のテーブルを用いて日本一を競うトーナメント。完全ダブル・イリミネーションという長い道のりもまた、タイトルの重みを増している。
フォーマットは第1回大会から変わらずローテーション種目を採用し、A級は180点、B級と女子級は120点先取(A級と女子級はコールショット)。この人数を完全ダブルでも捌くことができるのは、設定が短めでもゲームにストーリー性があり満足度が高いローテーションならでは。また進行をスムーズにするために試合呼び出し前に予めアナウンスをしてスタンバイ席で待機させるなど、効率の良い運営も大規模大会の特徴だ。
今朝、開会式に整列をして臨んだ384名の選手達は、今日から2日間に渡って伝統の舞台で日ごろの練習の成果を競い合う。日ごろは違う店で撞く同県の選手と情報交換をしたり、遠方のライバルとの再会を楽しんだり、会場の2階観客席では、独特の和やかなムードに包まれている。また家族同伴で訪れている選手も少なくない印象だ。
TVテーブルも設置され、2日間に渡りライブ配信される
そして明日の夕方には今年の3人のチャンピオンが誕生する。その模様と結果は月曜日のウェブニュースでお届けする予定。また本大会では照明器具を備えたテレビテーブルが設けられ、インターネット中継もなされているので、興味がある方はスマホやPCからコチラへ。