ディフェンディング・チャンピオン from フィリピン
'12年、首元の星のタトゥーが印象的だったヨハン・チュア
WebCUE'Sの「全日本選手権特集」では、ここまで数々外国人プレイヤーをピックアップしてきましたが、大会前の注目海外選手紹介の最後は前回大会の男子優勝者、フィリピンの若手新世代の1人、ヨハン・チュアです。
同選手が全日本で最初に日本でインパクトを残したのは2012年。当時、弱冠20歳の時でした。勝ち上がった準決勝では楊清順(台湾)にリードされた展開から脅威の粘りを見せるも惜敗。ビリヤード強国の新風は、その首元に彫られた星型のタトゥーとともに、自らの存在を日本のビリヤードファンに刻み込みました。
'13年は3位タイフィニッシュでこの表情
そして翌年も同じくベスト4(3位タイ)まで勝ち上がり、その実力がフロックではなかったことを証明すると、一昨年は最終順位は5位タイと少し数字を下げましたが、この頃には「安定の最終日入り」を果たすフィリピン屈指の実力者であると、日本のファン達の認識を書き換えたことでしょう。
昨年は強敵を打ち破り続けての優勝!
極め付けは昨年の優勝です。準決勝で当時『USオープン』を3連覇していた(現在は優勝回数を5回に伸ばしている)のスーパースター、シェーン・バン・ボーニング(アメリカ)をほとんど寄せ付けることなくファイナルへと駒を進めました。決勝のロニー・アルカノとの一戦も熾烈な戦いとして記憶に残っていますが、チュアの強さを絶対的なものとしたのは、その1つ前の準決勝だったかもしれません。
'15年は遂に優勝し、中央で写真に写った
既に、今年の『第49回全日本選手権』もステージ1が終了し、明日からは本戦となるステージ2が開幕します。チュアはディフェンディングチャンピオンとして、今年もエントリーリストに名を連ねています。今年は果たして!?
全日本選手権特集は、明日より大会終了まで、現地からのリポート記事をお伝えしていきますので、乞うご期待下さい!!
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