第15回全国アマチュアビリヤード都道府県選手権大会
ポケットの部・A級ベスト4。左から3位タイ・嶋伸晃（和歌山）、準優勝・安形泰宏（愛知）、優勝・島田隆嗣（愛知）、3位タイ・杉本優太（石川）
10月28日〜29日（土・日）の2日間に渡って、『公益社団法人日本ビリヤード協会』（NBA）が主催し、国民体育大会開催の前年に記念大会として開催都道府県で行われる年に一度の全国大会『第15回全国アマチュアビリヤード都道府県選手権大会』が開催された。
メイン会場となった『松山市青少年センター』
大会のメイン会場となったのは愛媛県松山市の『松山市青少年センター』特設会場で、ここではA級、B級、女子級の3つのカテゴリーに分かれたポケットの部の予選から決勝までが行われた（B級予選は市内『ビリヤード&ダーツ ポケット松山店』で開催）。
ポケットの部・女子級ベスト4。左から3位タイ・佐原弘子（千葉）、準優勝・中村舞子（長崎）、優勝・小西さみあ（東京）、3位タイ・酒本詠子（熊本）
まず大会の華とも言える全国のトップアマが集結したA級の部、6ゲーム先取のナインボールの戦いには64名が出場。ダブル・イリミネーションの予選からベスト32に絞られた決勝トーナメントでは、これまで大会2連覇を達成している島田隆嗣（愛知）が今年も素晴らしいプレーを見せて勝ち上がり、決勝で安形泰宏（愛知）を6-1で下して見事に3連覇を達成した。
ポケットの部・B級ベスト4。左から3位タイ・吉田典生（高知）、準優勝・坂東秀宜（大阪）、優勝・西村浩人（東京）、3位タイ・藤井紀行（山口）
48名の全国トップクラスのアマチュア女子プレイヤーが出場した女子の部。種目は同じくナインボール、4ゲーム先取で戦われたトーナメントでは、東京の小西さみあが予選から無敗で勝ち上がり、ベスト16からの決勝トーナメントでも素晴らしいプレーをみせ、決勝でも中村舞子（長崎）に4-0で快勝し、大会初制覇を決めた。また、同じく48名が出場し、4ゲーム先取で行われたB級の部では、東京の西村浩人が決勝戦で大阪の坂東秀宜を4-0で下して優勝を果たした。
キャロムの部は高知市の『BILLIARDS CLUB FIVE & NINE』で開催（写真提供：BILLIARDS CLUB FIVE & NINE）
高知県高知市の『BILLIARDS CLUB FIVE & NINE』が会場となって、スリークッションを種目に行われたキャロムの部には全国から20名が出場。18点ゲームの予選リーグを3勝1敗で１位通過した宮城の鈴木謙が、20点ゲーム、8名によるシングルトーナメントの決勝戦で静岡の伊藤隆を下して全国タイトルを手にした。
