全日本選手権にまつわるウワサの真相〜前編
選手権会場にまつわる「あるウワサ」の真相について追究!
『第49回全日本選手権大会』が行われる会場は今やお馴染みとなった兵庫県尼崎市の『あましんアルカイックホール・オクト』。広くて明るく観戦がしやすい会場ですし、ずらりと特設テーブルが並ぶ様子も壮観です。当然、非常に良い会場なのですが、実は選手達を悩ませる「あること」が起こりやすい会場であるというウワサもあります。
その起こりやすいことというのは『キューミス』。ショット時にタップが手球の表面で滑って、ボールを捉えられずに『カシャ!』と音がなってしまうあれです。特に端に近い撞点を狙う際に起こりやすいですね。
これが、このアルカイックホール・オクトだといつもよりも起こりやすいということなのです。1年間で最も大事な試合であるはずのこの全日本選手権の大事な場面でキューミスをしてしまうのはとてもイタいですよね。
アルカイックホールでの経験も豊富な鈴木清司プロに聞いてみると......
実は観戦に行くと、確かにキューミスしている場面に遭遇することは多いです。今回はそのウワサの真相について、鈴木清司プロに聞いてみました。
「選手権だとキューミスが起こりやすいというのは本当かって? たしかに、そういう傾向はあると思いますよ。選手達はそれをよく知っているから、しっかり対策している人が多いですね」(鈴木プロ)
なるほど、どうやらこの噂は本当のようですね。やはり会場は空調がよく効いていて選手も観戦者も快適に過ごせるのですが、その分空気が乾燥しやすいのかもしれません。あるいは一般のビリヤード場とは違って、しっかりと照明が当てられていますから、その影響もありそうです。
明日はさらに、鈴木プロに聞いたアルカイックホールでのプロ達の「キューミス対策」について紹介していきます。
後編はコチラ<【全日本特集】選手権でのキューミス対策!>
取材協力/ビリヤードオンリーワン(東京・平井)
全日本特集のその他の記事はコチラ