第66回秋季全関東アマチュアスリークッション・段位戦
「秋の段位戦」にて熱戦が繰り広げられている
7月からスタートしている『第66回秋期全関東アマチュアスリークッション』、通称「秋の段位戦」が前半戦まで消化している。1級戦から始まり、二段戦を終了したところだ。
1級戦入賞者/右から3位タイ・藤枝選手、優勝・川田選手、準優勝・田中選手、3位タイ・佐々木亨選手(町田)
1級戦は7月31日(日)に東京・笹塚の『Billiards Club MARS』を予選・決勝会場に、下北沢の『ビリヤード松山』を予選会場として併用しながら行われた。予選が3名×8組による8点ゲーム(40キュー打ち切り・両者負け)のリーグ戦で、12名が決勝トーナメント進出となる。そして決勝は8点ゲームの40キュー打ち切り制(得点の多い方が勝者で同点の場合は初球立て直しのサドンデス)というフォーマット。
1級戦優勝の川田勇選手
決勝戦まで勝ち進んだのが川田勇選手(CANNON)と、田中順選手(相馬)。ともに両予選会場を1位で抜けた選手同士の対決だ。そしてこれを、8-1(16キュー)で上がり切った川田選手が見事に優勝となり、初段への昇段を果たした。また、準決勝で川田選手に敗れた藤枝博選手(レールバード)も0.394のアベレージを残して昇段を果たした(昇段規定:3位タイ以上入賞かつアベレージ0.350以上)。
初段戦は8月7日(日)に予選、11日(木-祝)に決勝のスケジュールにて行われた。予選は『ビリヤードCANNON』(東京都板橋区)、『ビリヤード相馬』(東京・原宿)、『Billiards cafe GLANZ』(東京・幡ヶ谷)、『ビリヤードARENA』(東京・江古田)の4会場で行われ、決勝会場は東京・阿佐ヶ谷の『Billiard cafe Roots』での開催。
初段戦入賞者/右から、4位・小宮選手、3位・長谷川選手、優勝・内田選手、準優勝・内山選手、5位・野﨑選手
予選・決勝ともに11点ゲームにて行われ、予選が6名×4組でのリーグ戦、決勝が予選突破者9名に神奈川県代表を加えた10名を2組に分けてのリーグ戦を行い、各組上位3名によって順位決定戦を行うというフォーマット。
初段戦優勝の内田邦隆選手
優勝決定戦には内山和則選手(REVE)と内田邦隆選手(ARAI世田谷)が進む。そしてこれを内田選手が11-8(21キュー)で勝利を収め、見事に優勝を果たした。また、二段への昇段には優勝または5位以上の入賞かつアベレージ0.450が必要となるが、内山選手を始め、3位の長谷川雄大選手(町田)、4位の小宮由紀夫選手(ヤマト)、5位の野﨑功三選手(EAST/神奈川県代表)の全入賞者が昇段規定を満たすというハイレベルな初段戦となっていた。
そして二段戦は9月25日(日)、10月2日(日)に1次、2次予選を行い、9日(日)に決勝というスケジュールでの開催。1次予選は6名または5名×5組、2次予選は6名×3組のリーグ戦での実施だ(予選会場はCANNON、松山、MARS、GLANZ、『BILLIARD CLUB REVE』<東京・瑞江>、『ビリヤードニッカ』<東京・五反田>を併用)。決勝は東京・小岩の『ビリヤードヤマニ』を会場に初段戦と同様に5名×2組のリーグ戦の後に順位決定戦を行うというフォーマット。また、試合点数は大会を通じて14点となっている。
二段戦入賞者/右から5位・門前選手、3位・仲田オスカル選手(ニュー文化)、優勝・澁井選手、準優勝・野﨑選手、4位・木村健選手(ARENA)
優勝決定戦まで進んだのは先の初段戦で二段昇段を果たしたばかりの野﨑選手と澁井清春選手(MARS)。これを14-10(18キュー)で制した澁井選手が優勝となった。また、準優勝の野﨑選手と5位の門前豊選手(レールバード/神奈川県代表)が高いアベレージを残し、優勝の澁井選手と同じく、三段昇段を果たした(昇段規定:5位以上入賞かつアベレージ0.550)。
二段戦優勝の澁井清春選手
非常に幅広いレベルの関東のアマチュアスリークッションプレイヤーが戦うこの秋の段位戦も10月30日(日)、11月20日(日)にそれぞれ決勝日を迎える三段戦と四段戦を残すばかりだ。
写真提供/キャロムビリヤードセミナー