The 41st Annual U.S. Open 9-Ball Championships
アメリカ・ヴァージニア州チェサピークの『The Sheraton Norfork Waterside Hotel』にて始まった、41回目の開催を迎えたビッグトーナメント『USオープン』が、大会2日目を終えた。
大井直幸は3連勝で勝者側を快走中!!
ここに日本からは大井直幸、高野智央、内垣建一、浜田翔介ら4名のJPBAプロが参戦。内垣はファーストラウンドでアメリカのハンター・ロンバルドに11-7勝利したが、勝者1回戦で同国のチップ・コンプトンに7-11で敗れて敗者3回戦へ回る。
敗者側へ回った内垣建一、昨年はここから奮闘を見せたが今年は果たして
高野はファーストラウンドがシード扱いとなり、勝者1回戦でアメリカが誇るビッグ・ネームの1人、ジョニー・アーチャーとの一戦を迎えるも、6-11でこれを落として敗者3回戦へ。
アーチャーに敗れた高野智央は、早々に過酷な敗者側へ
高野と同じくシード扱いで勝者1回戦から登場した浜田は、アメリカのクリス・ブルーナーに11-8で勝利するも、続く勝者2回戦で台湾の元世界王者・張榮麟に3-11で屈して敗者4回戦に回ることに。
浜田翔介、元世界王者の前に屈し敗者4回戦へ
唯一、勝者側を邁進するのは日本のエース・大井。ファーストラウンドから11-2(vsスティーブ・ムーア)、11-6(勝者1回戦 vsトミー・ケネディ)、11-0(勝者2回戦 vsダグラス・ピッツ)と開催国の選手達に3連勝で、勝者3回戦へ進んでいる。
日本勢以外の試合に目を移せば、大会の中では、いくつものビッグカードが実現している。ダレン・アプルトンvsカール・ボイズの世界タイトルホルダーによる同国対決(ともにイギリス、11-7でアプルトンが勝利)、リー・バン・コルテッザ(フィリピン)vsミカ・イモネン(フィンランド)、カルロ・ビアド(フィリピン)vsアーチャー(順に11-9、11-7)など、豪華な対戦がいくつも行われている。
5年ぶりの優勝を目指すアプルトンは同胞ボイズに勝利
なお、大会最多優勝(5回)を誇るアール・ストリックランドは、ジェレミー・ジョーンズ(ともにアメリカ)に2回戦(1回戦はシード)で9-11で敗れ、敗者側へ回った。また、前回大会優勝の鄭喻軒(台湾)も同様に2回戦で同じ台湾の謝佳臻に9-11で敗戦を喫し、早くも敗者側を戦うことになっている。
SVBは次戦・勝者3回戦で張榮麟と激突
近年の大会3連覇で4度のUSチャンピオンに輝いているシェーン・バン・ボーニング(アメリカ)は、勝者2回戦でジョン・モーラ(カナダ)に辛勝(11-10)し、3回戦へ駒を進めた。大会はここからさらに、激しさを増していく。