東日本グランプリ第6戦@ビリヤード・ロサ
会場の『ビリヤード・ロサ』
9月25日(日)は東京・池袋の『ビリヤード・ロサ』にて『東日本グランプリ第6戦』が開催される。今回は2012年最終戦以来のナインボール・オン・フット採用のナインボールが種目となっている(ただし、前回はブレイクボックス併用)。
試合のフォーマットは9ゲーム先取の交互ブレイク、スリーポイントルール採用というまさに現在の世界標準ルールとなっている。
GPEランキングトップを走る土方隼斗
年間7戦にて行われるこの東日本グランプリも6戦目。各戦の順位ポイントの合計によって争われるMVPの行方も気になるところだが、すでにそこを勝ち取り得る可能性が高いのは上位2人といった模様だ。
トップを走るのは土方隼斗。言わずと知れた今年の『ジャパンオープン』チャンピオンだ。東日本グランプリでは5戦全てで決勝日に進出し、うち2回優勝を果たしている。しかしながら、2戦続けてベスト16敗退が続いているところで、合計ポイントは第5戦終了時点で760ポイント。
早瀬優治、逆転年間MVPの可能性も十分にある
続くのは早瀬優治だ。これまで4戦で決勝日に進出し、優勝1回、3位タイ2回、5位タイ1回と高いアベレージを残している。ここ2戦で一気に土方との差を詰めて現在の合計ポイントは700。
例えば土方が優勝(+220ポイント)を果たし、早瀬が関東予選の序盤で敗れる(+40ポイント)となったとしたら、その時点で土方の年間MVPが確定することになる。これは極端な例だったが、この一戦でMVP争いの大勢が決する可能性は十分にあるだけにやはり目の離せない戦いとなることだろう。
もちろん、この1戦の優勝争いという視点から見ればこの2人以外にも注目選手は多数だ。前戦優勝者の青木亮二や安定した成績でグランプリランキング3位に付けている鈴木清司、あるいは羅立文や栗林達といった国内トッププレイヤー達も揃っている。
関東支部に移籍して初のグランプリで早くも優勝を果たした青木亮二
また、今回の試合フォーマットがナインボール・オン・フットであるというのもより注目度を上げるポイント。グランプリではテンボールが多かったのが現状だが、また新たな面白さをファンに提供する大会ともなるだろう。
ランキング3位の鈴木清司。難しい条件となるが、まだ年間MVPの可能性を残している
出場は前戦優勝者シードの青木とスポンサーシードの松村浩道、北海道代表の矢後満、東北代表の大井仁が確定しているところで、残る12枠は土曜日に関東複数のビリヤード場にて行われる関東予選にて決まる。まずは上位陣がきっちり勝ち上がってくるかどうかというところから要注目。
決勝日の観戦チケットはビリヤード・ロサ店頭で販売されており、前売り1,500円、当日2,000円。試合は午前11時よりスタートとなる。このトップレベルの選手達の争いを、ぜひ間近で観戦を。