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過去のニュース(2016年)

2016.09.06 トーナメント

藤田知枝、「三度目の正直」

全日本女子プロツアー第3戦

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嬉しい公式戦初優勝を果たした藤田


9月3日〜4日(土・日)、富山県砺波市にある『REVOLVER砺波店』にて今年の第3戦となる『全日本女子プロツアー』がエントリー32名(うちアマチュア5名)で開催された。『REVOLVER』での女子ツアーは2014年3月以来。この時は初優勝を目指した工藤孝代を抑えて河原千尋が優勝している。ちなみに河原はこの試合から全日本女子プロツアー3連勝を記録している。

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会場となった『REVOLVER砺波店』


栗林美幸が勝った『ジャパンオープン』終了から約1ヶ月半。残暑を感じさせる富山で新フォーマットとして採用されたのは今年からWPA標準ルールとなったナインボール・オン・フット&3ポイントルール。ランキング上位陣は海外公式戦では既に何度か経験済みだが、国内女子公式戦での採用は今回が初めて。トラブル等も心配されたが、プレイヤー達は難なく対応していたようだ。

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3位タイ・曽根恭子


今大会の主役はなんと言ってもプロ公式戦初優勝を飾った藤田知枝だ。藤田は今年、4月の『全日本女子プロツアー第2戦』、6月の『関東レディースオープン』で準優勝。東日本に移籍して以降、明らかな上り調子にある。

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3位タイ・青木絵美


今回はまず予選勝者最終で関東レディース決勝でヒルヒル負けを喫し、プロ入り初戦初優勝を献上してしまった平口結貴と対戦。再びヒルヒルとなるも今回は藤田が勝利。敗れた平口は敗者側から決勝シングルに進むも、ベスト16で野内麻聖美に惜敗。JO覇者の栗林もここで光岡純子に敗れている。

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準優勝・梶谷景美


元廣麗子とのベスト16戦を制した藤田はベスト8で現ランキング1位の河原千尋に7-3で快勝し、プロ入り2勝目を目指した青木絵美を準決勝で7-3に抑え、今年3度目のファイナルの舞台へ。待ち構えていたのは、曽根恭子との準決勝を7-5で制し、全日本女子プロツアー第2戦決勝で藤田の壁となった梶谷景美。藤田はここまで通算0勝4敗とまだ梶谷から勝ち星がない。だがこの日の藤田は気負いなくキューを伸ばして5-1とリード。6-1にする9番イージーミスで流れが変わりかけたが、6-3とリーチをかけて最後はマスワリフィニッシュ。プロ入り7年目で遂に公式戦優勝を果たした。

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この勝利でさらにランキングも上昇中だ


思えば昨年の『アムウェイカップ』でステージ1を通過し、ステージ2ではTVテーブルも経験したことが藤田の大きな転機だった。アムウェイでの手応えからビリヤードへの想いが強まり、地元のお店を閉めて球撞きに打ち込んだ結果が、1年後に見事実を結んだのだ。

今年は藤田を含め、久保田知子、平口と既に3名のプロ入り初優勝者が誕生。果たして、JPBA女子は大きく変わろうとしているのか? ここから全日本選手権まで、東海レディースグランプリ、九州レディース、北陸オープンと試合が続く。年末のランキングがどうなっているのか、非常に楽しみな現状だ。

On the hill!!