2016アジア選手権男子&ジュニア
左から'15年大会王者・羅立文、準優勝・大井直幸
8月18日より、台湾の台北にて、『2016アジア選手権男子&ジュニア』が開幕した。2015年大会はJPBA同士のファイナルが実現し、羅立文が優勝、大井直幸が準優勝を果たしていた。今年は成人男子の部にJPBAから大井、土方隼斗、羅(国籍は台湾)、栗林達、竹中寛の5名、ジュニア男子の部に田中汰樹、西岡未彩輝、女子の部には奥田玲生、村松さくらが出場。
種目は全部門がナインボールの交互ブレイクで、ラックは9番ボールをフットスポット上に合わせて組む「ナイン・オン・フット」を採用している。成人男子は8ゲーム先取、ジュニア男子は7ゲーム先取、ジュニア女子は6ゲーム先取のダブル・イリミネーションで進行している。
左から竹中寛、土方隼斗、栗林達
昨日は羅と竹中、大井の3名がそれぞれシンガポール、マレーシア、台湾の選手に勝利し、勝者2回戦へと駒を進めたが、栗林は世界チャンピオンの弟にして屈指の実力者・柯秉中(台湾)、隼斗はマジシャンことエフレン・レイズ(フィリピン)との緒戦を落として(スコアは順に6-8、3-8)敗者側へと回ることになった。
19日、勝者側の2回戦で羅は鄭喻軒との同国対決、竹中も同じく台湾の許睿安と対戦し、結果は羅・8-5の勝利、竹中・4-8で敗戦と明暗が分かれた(竹中は敗者2回戦へ)。大井はサウジアラビアのサイード・アブドゥラ・アルシャマリとこれから対戦する。敗者側に回った隼斗と栗林はそれぞれ、19日の午前に行われた試合で葉鎮綸(台湾)とバシャール・フサイン(カタール)に勝利し、敗者2回戦へ勝ち進んだ。
左から田中汰樹、西岡未彩輝
ジュニア男子は田中が韓国の選手を相手に勝者1回戦を勝ち進み、続く2回戦も台湾の選手に勝利して勝者最終まで勝ち上がったが、そこでマレーシアの選手に敗れて、敗者最終へ回った。シードとなっていた西岡は勝者2回戦に臨んだものの、台湾の選手に敗れて敗者3回戦へ回ると、19日午前から始まった試合で香港の選手に敗れてシングルスの挑戦を終えた。
ジュニア女子は、村松さくらが緒戦を韓国の選手に勝利するものの、2回戦ではジャパンオープンで準優勝だった陳佳樺(台湾)に5-6で敗れると、敗者2回戦も台湾の選手に敗れて終了。奥田も台湾の選手2人に負けー負けで終わった。しかし、ジュニア部門は、それぞれ男女それぞれにダブルスがあるため、そちらでの奮闘を期待したい。
左から奥田玲生、村松さくら
現在のところ、アジア選手権は成人男子のJPBAのプロ達とジュニアの田中が生き残っている(シングルスのみ)。昨年はJPBAの1・2フィニッシュとなったが、果たして今年はどんな展開が待ち受けているのだろうか!? 大会は現在も進行中!