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過去のニュース(2016年)

2016.08.10 トーナメント

京都の四方規之が優勝!

第24回オールジャパンサマーカップ

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決勝会場となった『玉出ビリヤードACE』。今大会には241名が出場


さる8月7日(日)に大阪の『玉出ビリヤードACE』(予選は他複数店舗併用)で JPBA主催の『第24回オールジャパンサマーカップ』が開催され、関西圏を中心に総勢241名の選手が参加した。この大会は『全日本ジュニアナインボール選手権』を前身にする、B級以下を対象としたトーナメント。強いB級の〝いつもの顔"も多い一方で「今回が初公式戦」という人も少なくなく、新しい顔ぶれに業界の明るい未来も予想させた。

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優勝・四方規之(京都・喜楽)


フォーマットはナインボール・勝者ブレイクの4ゲーム先取。予選はダブル・イリミネーションで行い、ベスト128からシングルに入って、予選の16組から各2名まで絞ったところで本会場に移動。近年の傾向として女子選手の強さが光る。昨年も女子選手が優勝を飾ったこの大会。今年もベスト32に5名が、そしてベスト16にも2名のレディースが残って強さを見せた。

準々決勝あたりになると、ほぼB級としては上位とわかる選手ばかりになり、わずかな運勢や、精神的な動きが勝敗を決めるシーンも多く見受けられた。そんな中で準決勝へ進んだのは、枠順に中村和也(大阪・玉出ビリヤードACE)、原本真以子(和歌山・田辺ハスラー)、四方規之(京都・喜楽)、池永高志(和歌山・ニュー東和)というメンバーに。

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準優勝・原本真以子(和歌山・田辺ハスラー)


ここで紅一点となった原本は、ほぼ完璧とも言えるプレーを披露してホームの中村をシャットアウト。また四方と池永は先行する四方を池永が追い上げ2-2に追い付くが、ここから再び四方がチャンスを逃さず着実に得点につなげて、4-2のスコアで決勝進出を決めた。

決勝戦は序盤や両者硬さが見られたが、先にスコアを伸ばした四方が徐々に調子を取り戻した様子で、チャンスを得点に結びつけるようになる。ショートゲームだけに原本が本来のペースを掴む前に、4-0でゲームは決着。以前からA級入りは近いと評されていた四方が嬉しい卒業タイトルを手中に収めた。

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大会ベスト4。左から3位タイ・中村、優勝・四方、準優勝・原本、3位タイ・池永


閉会式ではJPBAの浪江隆理事長から「4人ともA級でも活躍できる選手になってください。期待しています」と応援の言葉が贈られて散会となった。優勝した四方は「1日を通してあまり楽な試合はなく、逆にだんだん割り切れて集中できたのが良かったと思います。喜楽万歳!」とホームへの感謝の言葉で締め括った。

Akira TAKATA