2016 World 9-Ball Championship
羅立文は勝者側から見事にシングル行きを決めた
カタール・ドーハで開催中の『男子ナインボール世界選手権』。昨日の時点でステージ2のグループラウンドが終了。ダブル・イリミネーションの9ゲーム先取にて行われていたところをJPBA勢は8名が戦い、3名が突破した。
赤狩山幸男は1回戦でシェーン・バン・ボーニングを破る
まず勝者側からシングル進出を決めたのが昨年のアジアチャンピオン、羅立文。勝者最終ではシェーン・バン・ボーニング(アメリカ)を破って勝ち上がった赤狩山幸男との対戦となったがこれを9-5で制する。そして敗れた赤狩山も敗者最終にて通過を決めた。もう1名のシングル進出者は川端聡。1回戦で敗れて敗者側に回るものの、そこから2連勝でベスト64入りだ。
川端聡、06年アジア大会と同じドーハの地で再び栄冠へと向かう
今年の絶好調男、土方隼斗は1回戦を制するものの勝者最終にて敗れて敗者最終へ。そこで待ち受けていたのがフィリピンのカルロ・ビアドだった。この1戦を先行しつつ戦ったものの最後は8-9で敗戦し、大会終了となった。他には敗者最終に大井直幸と竹中寛が残っていたが、いずれも敗れている。また、栗林達と青木亮二が1回戦から2連敗を喫して大会を去った。
昨年チャンピオンの柯秉逸も勝者側から順当にシングルへ
ステージ2に挑んだ8名のJPBA勢のうち勝ち残ったのは3名。本日より、11ゲーム先取のベスト64へ突入だ。最初の相手は川端が張榮麟(台湾)、赤狩山が劉海濤(中国)、羅が楊清順(台湾)との対戦となる。
川端のベスト64の相手は張榮麟
トーナメント表を見れば柯秉逸(台湾)、アルビン・オーシャン(オーストリア)、ニールス・フェイエン(オランダ)、呉珈慶(中国)など世界チャンピオン、あるいはそれに匹敵する選手達が順当に勝ち上がっている。ここから先は楽な試合は1つもないことは明らかだ。
しかし、11年世界チャンピオンの赤狩山、06年アジア大会金メダリストの川端、15年アジア選手権優勝の羅と国際大会で実績のある3名が顔を揃えているだけに、上位進出に期待は高まる一方だ。本日より3日間に渡る戦いから目が離せない。
オンラインスコア
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Photo by Qatar Billiards & Snooker Federation/Bo Bader