本日10時、『第29回ジャパンオープン』の決勝トーナメントが、東京・竹芝の『ニューピアホール特設会場』でスタートした。まずは昨日までの厳しい予選を勝ち上がってきた男子テンボールの16名が登場し、本誌連載でもお馴染みの俳優・金子昇さんの始球式の後、一斉ブレイクで激闘の火蓋は切って落とされた。
大井直幸、土方隼斗、羅立文、栗林達らJPBAトップ勢と海外から参戦のワールドクラスプレイヤーの競演は、朝イチから詰めかけた大勢のギャラリー見守る中でヒートアップ。
まずはアントニオ・リニングが西嶋大策を9-1で下して早々にベスト8進出を決めると、大井が北谷好宏を相手に9-5、隣のテーブルでは土方が竹中を9-3で下すなどJPBA男子のツートップも好発進。
関東オープン優勝のジェフリー・イグナシオとの対戦となった栗林は、3連続マスワリスタートダッシュを決めると、中盤でイグナシオに追撃されるも、気を緩めることなく得点を重ね最後もマスワリを決めて9-4。昨年に続いてベスト8へ進出した。
栗林達が難敵にイグナシオを撃破。ベスト8戦は照屋勝司
その他のテーブルも目が離せないゲームが続き、照屋勝司が佐藤正行を8-6で下すと、楊清順が西尾祐を9-5の勝利。ギャラリーの注目を集めていた張榮麟vs呉珈慶のワールドチャンピオン対決は、最後までもつれるシーソーゲームとなったが9-7で呉。ベスト16最後の決着は唯一のプロアマ対決を制した羅となり、ベスト8が出揃った。