男子ベスト16に引き続き、『第29回ジャパンオープン』はベスト8戦に突入。ここから女子ナインボールもスタートしベスト8には、JPBA勢5名と台湾3名が登場、梶谷景美vs夕川景子の他が、河原千尋vs陳佳樺、木村真紀vs呉芷婷、栗林美幸vs郭思延の日台対決となった。
このベスト8の戦いで一番早い決着を見たのが、連覇をかけて陳戦に臨んだ河原と台湾の16歳、陳のゲーム。マスワリ3連発スタートからポイントを重ねた陳が一気に7-0とすると、河原の反撃を2点に抑えて準決勝へ進む。
栗林達は2年連続のベスト4。準決勝では羅立文と激突
続いて準決勝に名乗りを上げたのは栗林美幸。郭思廷を相手に序盤はリードされたものの、2-4ビハインドから安定感あるプレーで6連取で逆転勝利。隣のテーブルで照屋勝司とのゲームに勝利した栗林達とともに、夫婦揃ってのベスト4入りとなった。
その後は、呉珈慶と対戦した羅立文が、呉を寄せ付けない圧巻のブレ-で9-3で勝利すると、夕川景子が序盤からのリードを守りきって8-4で梶谷景美を下して準決勝へ。
残る男子テンボールの2テーブル、土方隼斗vsアントニオ・リニング、大井直幸vs楊清順はともに白熱した戦いとなった。観客の視線が集中する中、まず大井が8-4のリーチから8-8まで追い上げられながら楊清順に勝利すると、巧者リニングとの息詰まる攻防を制した土方がベスト4へ。これで男子テンボールの優勝はJPBAのトップ4で争われることとなった。
会場からの応援を一身に受けて木村がベスト4最後の切符を奪取
最後に残された女子ナインボール、木村真紀vs呉芷婷は、終盤まで競り合うゲームとなったが、落ち着いたプレーで5-5から3ポイントを連取した木村が勝利。この時点で今年の男女ベスト4が全て決定、ジャパンオープンはクライマックスへ向かう。準決勝の組み合わせは以下の通り。