第29回ジャパンオープン
昨年のチャンピオン、カルロ・ビアドは今年もエントリー
今週末、7月16日(土)から3日間に渡って行われる『第29回ジャパンオープン』。海外選手のエントリー情報が明らかとなった。今年もアジアの強敵達が多数参戦する模様だ。
アントニオ・リニングをはじめ、フィリピン勢が今年も多数参戦
男子は、まずなんといっても注目なのが2年連続で優勝トロフィーを持ち帰っているフィリピン勢。'14年チャンピオンのアントニオ・リニング、'15年チャンピオンのカルロ・ビアドがエントリーリストに名を連ねている。さらに、先週に『関東オープン』を制したジェフリー・イグナシオも参戦だ。
世界チャンピオン、呉珈慶も参戦
他にもラミル・ガレゴ、ルディ・モルタ、エルビス・ペレス('98年チャンピオン)といった日本ではなじみ深い選手や、逆にまだ日本での実績がない選手の名前もある。昨年はベスト16で日本9、フィリピン7と日比対決といった様子だったが、今年もフィリピン勢に注目が集まることは間違いない。
'11年ジャパンオープンチャンピオン、張榮麟
しかし、今年は昨年のエントリーが非常に少なかった東アジア勢からビッグネームが参戦する。台湾から楊清順と張榮麟、中国から呉珈慶がエントリーだ。この中で張は'11年のチャンピオン。日本勢にとって厳しさは一際となることだろうが、関東のビリヤードファンにとってはここ数年、『全日本選手権』で見る機会があるかどうか、といったメンツなだけにそのプレー振りは見ておきたいところ。
女子の部は呉芷婷など台湾若手が多数参戦する
一方女子の海外勢は台湾若手選手が中心だ。一昨年のチャンピオン、呉芷婷を筆頭に郭思廷や王婉菱といった次世代の台湾トップ候補が今年も参戦する。
他にはフィリピンからも2名が参戦しているが少なくとも日本では知られてはいない選手。しかしながら、今年の『アムウェイカップ』で優勝したチェスカ・センテノの例があるだけに思わぬ強豪が飛び出てくる可能性も否定できない。彼女達も大会を盛り上げる存在となるか。
『ニューピアホール』で行われる決勝日のチケットはチケットぴあにて販売中
今年も海外勢は日本でも良く知られた強豪選手が多数参戦する模様。一方でニュースターの出現も有り得るだろう。ビリヤードファンにとっては予選日から東京・竹芝の『ニューピアホール』で行われる決勝日まで、目が離せない3日間となりそうだ。
観戦には全日、チケットが必要となる。予選の2日間は各予選会場で販売されており、全会場観戦可能で出入りも自由だ。決勝日のチケットはチケットぴあにて販売中(Pコード:832-837)。指定席、スタンディングと券種があり、良い席でゆっくりと観戦したいなら事前購入は必須だ。ジャパンオープン開催まで、あと5日。