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第66回春季アマチュアスリークッション

1月からスタートしている『第66回春季全関東アマチュアスリークッション』、通称「春の段位戦」がいよいよクライマックスだ。まず三段戦が3月より始まり、4月3日(日)に決勝日を迎えた。会場は東京・下北沢の『ビリヤード松山』。試合のフォーマットは7名による総当たりのリーグ戦で、試合点数は17点。

優勝の金城直選手

出場選手はいずれも2週に渡る予選を勝ち抜いてきた選手達。その中で一人突き抜けたのが金城直選手(CANNON)。5勝1敗、アベレージ0.831で見事に優勝を果たした。ハイラン賞は8点で武田光弘選手(プレイヤーズ！)、ベストゲーム賞は11キューで八巻恵一選手(Roots)が受賞した。

左から4位・岩佐剛(小林)、準優勝・神園浩史(MARS)、優勝・金城直(CANNON)、3位・武田光弘(プレイヤーズ！)、5位・中島祐一郎(ALICE)

四段昇段のためには優勝、または5位以上入賞かつ規定アベレージ(0.650)が必要だったが準優勝の神園浩史選手(MARS)を始め、僅かにおよばず昇段は金城選手のみとなった。

そして、四段戦は4月29日(日)に東京・小岩の『ビリヤードヤマニ』にて決勝日を迎えた。こちらは5名×2組のリーグ戦の後、上位3名による順位決定戦が行われるフォーマット。試合点数は20点。

優勝の小松憲忠選手

この中で優勝決定戦へと駒を進めたのが石井健一選手(コモルーム/神奈川予選代表)と小松憲忠選手(ニッカ)で、この戦いを20-19・24キューで制した小松選手が優勝となった。

左から4位・戸部智史(小林)、準優勝・石井健一(コモルーム/神奈川予選代表)、優勝・小松憲忠(ニッカ)、3位・中村陽一(レールバード)、5位・DOAN THANH TAN(相馬)

ハイラン賞は5位のDOAN THANH TAN選手(相馬)の8点、ベストゲーム賞は準優勝の石井選手の12キューだった。2位以下の選手は昇段規定アベレージ(0.800)に達することができず、昇段は優勝の小松選手のみ。

これにて「段位」の名の付く試合は終了となる。そして関東トップアマ達を中心に出場する『第66回全関東アマチュアスリークッション選手権大会』が5月15日(日)の一次予選からスタートしている。こちらも3週に渡ってアマチュア選手達が熱戦を繰り広げることだろう。

秋の段位戦、『第66回秋期アマチュアスリークッション』は7月31日(日)の一級戦からスタートしていく。この歴史ある大会、次回も多くの熱意あるアマチュアプレイヤー達が競い合っていくことだろう。

四段戦写真提供/キャロムビリヤードセミナー