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過去のニュース(2016年)

2016.05.16 トーナメント

赤狩山幸男が初の14-1王者に!

第44回全日本14-1オープン選手権大会

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赤狩山幸男、初の『全日本14-1』制覇!


5月16日(日)に決勝日を迎えた『第44回全日本14-1オープン選手権大会』。予選を勝ち抜いた16名の面々は羅立文高橋邦彦吉岡正登と3名の歴代チャンピオンを筆頭にトッププロ達が顔を揃えた。

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2ゲーム連続で100点ランをギャラリーに披露した羅立文


いきなり会場を騒然とさせたのはその羅。ベスト16の北谷好宏戦とベスト8の青木亮二戦でなんと2イニング目の100点ランを連発で繰り出したのだ。これはもちろん、今大会のハイラン賞。過去に3度の大会優勝を誇るディフェンディングチャンピオンは最高のパフォーマンスを見せていた。

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3位タイの栗林達、予選日では100点ランも達成


しかし、準決勝で羅にストップをかけたのが赤狩山幸男。羅のオープニングブレイクがスクラッチするところから試合は始まり、赤狩山が先行していく展開に。途中、羅がチャンスを得るものの前2戦ほど力を発揮できず、最後は赤狩山が67点を撞き切って100-8・3イニングにて決勝まで駒を進めた。

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土方隼斗、今年5度目のファイナル進出だ


もう一方の山からは今年の絶好調男、土方隼斗が勝ち上がった。ベスト16で80点のランを出して照屋勝司を破ると、ベスト8で吉岡、準決勝で予選日に100点ランを達成している栗林達と下していってのファイナル進出。これで今年出場した全6戦のうち5戦で決勝戦を撞くことになった。

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2年振りの優勝となった赤狩山幸男


両者ともに全日本14-1での決勝戦進出は初。新たなチャンピオンを決める戦いは土方のオープニングブレイクから始まった。その裏を撞く赤狩山がランを繋いでいき、大差で先行する展開となる。途中でミスが出て土方にもチャンスは回るが、相手のプレーを待っている間の冷えもあるのか前戦までの淀みのないプレー振りとは異なり、なかなか繋げられずにまた赤狩山にチャンスが渡る展開となる。そして最後は100-31・4イニングにて決着となった。

「14-1は普段の練習で転がしたりすることもあります」という赤狩山、細やかな手球コントロール力が際立っており繊細かつ豪快にランを繋いでいく姿はやはり世界チャンピオンのそれだ。優勝は2014年3月の『東日本グランプリ第1戦』以来。これから『九州オープン』や『ジャパンオープン』とビッグトーナメントが続々とやってくる。昨年は優勝がなかったが(準優勝3回)、この1勝で風向きはガラリと変わっていくかもしれない。