第73回全日本スリークッション選手権大会
ゴールデンウィーク後半の5月3日(火・祝)から5日(木・祝)の3日間、『第73回全日本スリークッション選手権大会』が開催される。会場は2013年の第70回記念大会以来の『成増アクトホール』(東京・成増)だ。ホールには400以上の座席があり、そこに座ってじっくりと試合観戦のできる会場となっている。
会場は成増アクトホール
今年はシード選手8名、各支部予選通過選手が34名、合わせて42名がこの舞台で競い合うことになる。試合は3名リーグ×14組の予選ラウンドからスタート(30点ゲーム)。そして各組上位1名とベスト2着2名が決勝トーナメントに進むというフォーマット。決勝は40点ゲーム(裏撞き有)にて行われる。また、今大会もショットクロック(40秒ルール)採用だ。
梅田竜二、大会連覇なるか
昨年は大会初優勝を目指した界敦康とのファイナルをサドンデスの末に梅田竜二が制している。日本ビリヤード界が誇る世界チャンピオンである梅田は、それが3度目の全日本選手権優勝。この数字を見ても改めて梅田が希有なプレイヤーであることがわかる。国内トップを走り続ける梅田が今大会もその豪腕をファンに見せてくれるだろう。
昨年はランキング2位。2005年以来の優勝を狙う小林英明
梅田に対抗する選手となると今大会出場者で最多の優勝回数(4回)を誇る新井達雄や小林英明や島田暁夫、船木耕司などの歴代の選手権者達がその筆頭となろう。先述の界や田名部徳之といった初の全日本選手権優勝を狙う面々も控えている。今年から韓国修行を開始した最年少プロ、森雄介も今大会でかなり気になる存在だろう。
いずれの選手が上位に勝ち上がるにしろ、熱く見応えのあるゲームが繰り広げられることは間違いない。会場は東武東上線成増駅より徒歩1分、東京メトロ有楽町線成増駅より徒歩3分でアクセスも非常に簡便だ。試合は3日と4日が9時30分より、5日が10時より開始となる。入場は無料なので、キャロムファンはもちろんのこと、スリークッション未体験のポケットプレイヤーも一度は立ち寄ると良いだろう。日本最高峰のプレーを見逃すべからず。