学生ビリヤードサークル
新入生で賑わう東大にビリヤード台が設置された
桜が見頃を迎えた3月31日(木)、東京都目黒区の東京大学駒場キャンパスの教室にビリヤードテーブルが出現した。7フィートのサイズでビリヤードを楽しむには十分に立派なものだ。
ビリヤードサークル『撞友会』の新人勧誘の一環で設置された
これは東京大学の公認ビリヤードサークル『東京大学ビリヤード友の会・撞友会』の新人勧誘の一環として行われた。東京大学は昨年には『全日本学校対抗ナインボール選手権大会』で優勝を果たす(出場したのは撞友会のOB2名)など、国内の強豪校の1つである。
テーブルは『ニューアート』の協力で設置
この企画は撞友会の働きかけを受けて、JPBA公認女子プロ応援ファンクラブ『Q-CLUB(キュークラブ)』の仲立ちからビリヤード用品販売の『ニューアート』が無償でテーブルを提供することで実現した。ニューアートではこれに限らず、様々な場面でこうした「ビリヤードを広める」ということを目的としたテーブル提供、設置を行っているのだ。
サークル見学にやってきた学生と指南役を務めた工藤孝代プロ
また、工藤孝代プロもキュークラブからの派遣でこの場に登場。教室に立ち寄る新入生達を相手にビリヤードレッスンを行ったり、一緒にプレーすることでビリヤードの魅力を伝えていた。そして、やってきた学生達は最後には工藤プロと記念撮影をしていくという場面も。そして、総じて「ビリヤードは初めてです」と言いながら入ってきて、存分に楽しみ、サークル活動の詳細などを熱心に聞いていく姿が印象的だった。
この日の東京大学駒場キャンパスでは新一年生のガイダンスが行われる日で、同時に無数にある大学内の様々なサークルが新人勧誘をして賑わっていた。その中でもビリヤードテーブルが置かれたこの一室はとても目立つ。この教室には入れ替わり立ち替わり、新入生がやってきてほとんど人が絶えることがなかった。
キュークラブでは現在、学生サークルとの連携を通して若いプレイヤー達の増加、ビリヤード界の底辺拡大も目指し、活動している。今後もこのように女子プロの人気獲得と普及を両立する活動として、続けていくとのことだ。また、今後は通常のキュークラブ会員募集に加えて、学生会員募集の準備も進めている。キュークラブの活動が女子プロ人気の高まりと学生プレイヤーの増加に繋がりそうな予感だ。
また、ニューアートでもこのような新たなビリヤードプレイヤーを生み出すことを目的とするイベントごとでのテーブル設置は継続して行っており、あるいは「学校へのビリヤードテーブル無償提供」なども実施している。(ニューアートHP『学校関係者の方へ』)
学生のアクティブさとビリヤードを応援する人々の力が組み合わさり、実現した今回の企画。今後もこうした活動を通じて、より多くの人々にビリヤードの魅力が伝わっていくことだろう。
ニューアートホームページ
Q-CLUBホームページ
撞友会ホームページ