第66回全日本ローテーション選手権
田中雅明、3連覇をかけて全日本ローテへ
本日より2日間に渡って『第66回全日本ローテーション選手権』が開催される。今年よりG2グレードとなってパワーアップした本大会、会場は大阪府大阪市の『玉出ビリヤードACE』だ(予選は複数会場併用)。ローテーションを種目として採用している、唯一のJPBAランキング対象試合である。
予選にあたる本日の試合フォーマットは300点ゲームのダブル・イリミネーション、明日のベスト16から始まる決勝日は360点ゲームとなる。
昨年まで田中雅明が2連覇を果たしており、今年ももちろん優勝候補の筆頭だ。同一大会を3連覇となればやはり、希少な記録となる。その達成があるのかどうか、注目したい。
公式戦3連勝がかかる土方隼斗
また、同じく優勝候補と目されるのは東から、土方隼斗。今年の開幕戦の『関西オープン』(1月)、そして昨週の『東日本グランプリ第1戦』と現在2連続優勝中で波に乗っている。全日本ローテでの優勝はまだないが、土方の技術と勢いが合わさりつつある今、初めて竹田杯を手にすることがあるかもしれない。
過去2度、優勝を果たしている大井直幸
あるいは2010年、2013年優勝者の大井直幸や2011年優勝の青木亮二といった今大会で実績を残している選手達のプレーも注目したいところ。ローテーションという特殊なゲームなだけに、戦い方を知る選手が優位に立つ展開にもなりやすいかもしれない。
2016年シーズンもまだまだ序盤。田中が3連覇を果たすのか、土方が連勝数を伸ばすのか、実績ある選手が、あるいはまったくの伏兵が勝ち上がるのか。今日から2日間の戦いに要注目である。