第2回チャイニーズエイトボール世界選手権
昨年はマーク・セルビーとのファイナルを制しているダレン・アプルトン
3月13日(日)より、中国独自の9フィートのスヌーカー式テーブルでプレーするチャイニーズエイトボール(以下、C8)を種目とした『第2回チャイニーズエイトボール世界選手権』が中国玉山県にて行われる。
昨年の『ジャパンオープン』覇者のカルロ・ビアドも参戦
出場するのはポケット、スヌーカーのワールドクラスの選手達。ポケットからは昨年の優勝者であるダレン・アプルトン(イギリス)や、昨年にナインボールとテンボールの世界選手権二冠を果たした柯秉逸(台湾)、呉珈慶(中国)、カルロ・ビアド(フィリピン)などの面々がWPAランキングシードで出場する。
そしてスヌーカーからは地元・中国の丁俊輝はもちろんのこと、ジャッド・トランプ、ニール・ロバートソン、ジョン・ヒギンス、バリー・ホーキンス、ジョー・ペリー、マーク・ウィリアムス、マイケル・ホワイトが出場する。世界のビリヤード界で輝くスーパースター達ばかりだ。
大井直幸、昨年に続いての参戦となる
上記の選手達は17日より始まる本戦、ステージ2からの登場となる。13日からはその舞台へのチケットを争うステージ1。日本人選手達は全員、ここからのスタートだ。JPBAより出場するのは昨年よりC8の大会に参加している大井直幸と福田豊、井澤勝幸をはじめ、竹中寛、青木亮二、浜田翔介といった面々。スヌーカープレイヤーの長谷修次も参戦する。
竹中寛などCB世界選手権に初挑戦する選手も多い
ステージ1は7ゲーム先取のシングル・イリミネーションで、中国選手だけで争うブロックと外国選手だけで争うブロックに分かれて行われる。ステージ1からの出場者ももちろん強豪揃い。ダリル・ピーチ(イギリス)や張榮麟(台湾)、ミカ・イモネン(フィンランド)など日本でも馴染み選手達が多く、簡単なステージ1とならないことは予想できるだろう。122名のエントリー選手の中からステージ2へ進めるのは16名だ。
日本女子は曽根恭子ら3名が出場
また同時に女子の部も開催される。シード選手には陳思明(中国)、キム・ガヨン(韓国)、ルビレン・アミット(フィリピン)、ジャスミン・オーシャン(オーストリア)など、やはり世界チャンピオン級の選手達ばかり。日本からは昨年も出場している北山亜紀子、そして曽根恭子と小野田のり子がステージ1から参戦する。このステージ1は5ゲーム先取のシングル・イリミネーションとなっており、33名のエントリー選手の中から進級できるのは8名となっている。
超豪華なポケットとスヌーカー選手達の競演となる今大会、日本人選手達は異色の競技の中でどれだけの結果を残せるのだろうか。今後、日本でも新たな競技として浸透していく可能性もあるだけに、この大会の顛末には要注目だ。