第16回ニッカオープン〜真野融也追悼試合
梅田竜二、今年1勝目を獲得
2月27日、28日(土・日)に東京・五反田の『ニッカ』にて『第16回ニッカオープン』が開催され、総勢30名の選手達が2日間に渡って、30点ゲームのシングルトーナメントで競った。
会場の『ニッカ』(東京・五反田)
トッププロ達が鎬を削る中でファイナルまで勝ち上がったのが宮下崇生。ベスト32から林田和明アマ(Roots)、米山聡、島田暁夫と破っていった。準決勝の町田正戦も相手にワンモアまで迫られる大接戦を制している。
ファイナルへと駒を進めた宮下崇生
もう一方の山からは梅田竜二が勝ち上がった。昨週の『世界スリークッション選手権・国別対抗戦』で予選突破はならなかったものの好プレーを見せていた梅田、今大会でも好調振りは変わらない。初日に中岡重明アマ(ニッカ)、森雄介をそれぞれ19キュー、12キューで破ってベスト8入りを決めるとそれ以降も、清田篤史、船木耕司を抑えて決勝戦へと駒を進めた。
梅田が中盤にビッグランを出して逆転に成功
宮下のサーブから始まった決勝戦、前半は点数を重ねる宮下が先行し、11イニング目が終わった時点でスコアは14-6に。しかしその直後に4点、12点とランを出した梅田が逆転に成功するとそのまま走り切り、30-16・18キューにて大会3連覇となった2012年の第14回大会以来の優勝を果たした。
上段左から、島田暁夫、萩原孝昌、清田篤史、新井達雄(以上、5位タイ)/下段左から船木耕司(3位タイ)、宮下崇生(準優勝)、梅田竜二(優勝)、町田正(3位タイ)
これで梅田は2016年1勝目を獲得。今年も国内MVP、そして2007年の『世界選手権』以来の国際タイトル獲得へ向けてシーズン序盤から好発進だ。JPBF公式戦、次戦は4月の『ヤマニカップ』が予定されている。
写真/キャロムビリヤードセミナー