西日本グランプリ第1戦@マグスミノエ
会場は『マグスミノエ』
『西日本グランプリ第1戦』が、2月28日(日)に大阪市住之江区の『マグスミノエ』(予選は他会場併用)で開催される。本大会はその名前の通り、JPBA所属のプロ達が所属地区によって東西に分かれて複数回トーナメントを戦い、シリーズMVPを争うもの(今年は西は全5戦、東は全7戦)で、その西の開幕戦に当たるのがこのマグスミノエ大会だ。フォーマットはテンボール(セルフラック)。予選は8ゲーム先取、ベスト16から7ゲーム先取で、40秒のショットクロックが導入される。
昨年の開幕戦は北谷好宏が優勝
前年の香川開催だったシリーズ開幕戦は、北谷好宏が約1年半ぶりの勝利を手に。最終戦(第4戦)では稲川雄一がプロ公式戦初優勝を遂げ、その決勝の相手・佐藤正行も戴冠こそなかったが、昨年は全国オープン準優勝も含めてアベレージ上昇を印象付けた。では、残り2戦の優勝は誰だったかと言えば......、あの男。
昨年第2戦・第3戦で優勝した大井はMVPに輝いた
全4戦中2勝(残り2戦は9位タイ、3位タイ)を挙げ、2年連続でグランプリMVPの称号を得た大井直幸だ。同プロはJPBA全体の年間ランキングでも2年連続の1位に輝いているが故に、こちらについてはあまりフォーカスされていない印象を受けるほど、近年は圧倒的な強さを見せている。
最終戦で公式戦初優勝を飾った稲川雄一
そんな中で迎える開幕戦の開催地は、この最強・大井のホームグラウンドだ(スポンサーシードでベスト16からのスタート。前回大会優勝者・稲川もここから)。竹中寛、田中雅明、川端聡(前年の全国ランキング順)を筆頭とした覇権を狙う実力者達には、これから始まるタイトルレースでいきなり厳しい条件が突き付けられたと見ていい。スタートダッシュから独走するだけの力を、確実に持っているのが大井だから。
昨年は最終戦と北海道オープンでファイナルを撞いた佐藤正行
昨年の西日本グランプリ第2戦で、男子プロの中で5位タイに入ってみせた女子ナンバー1プレイヤー・河原千尋の戦いにも注目したいところ(女子プロでは他に、谷山和子も出場)。果たして、大井が待ち構える"マグスミノエ城"を陥落させるのは、上位ランカーなのか、初栄冠を手にする者か、はたまた久方ぶりの優勝を狙う猛者か!? あるいは返り討ちというシナリオも!? 決戦は明後日。