世界スリークッション選手権大会・国別対抗戦
梅田竜二がブロムダールを破るなど活躍を見せたが日本の予選突破はならず
2月18日(木)より開幕した『世界スリークッション選手権大会・国別対抗戦』は21日(日)に最終日を迎えた。世界中から最高級のプレイヤー達が集い、各国の代表がタッグを組んで臨むのがこの大会。3チーム×8組での予選を経てから上位8チームによるシングルトーナメントへ、という形で大会は進行していった。
梅田竜二、小林英明のJPBF2トップがタッグを組んだ日本は、スウェーデンとトルコBと予選リーグで同組に。梅田は昨年の世界チャンピオン、トルビヨン・ブロムダール(スウェーデン)との対戦で逆転勝利を収めるなど2勝、アベレージ1.600とハイレベルなプレーを見せたが、惜しくも日本の予選突破はならなかった。
小林は国内での強さを今回は見せることができず2敗に
予選を勝ち抜いたのは予選アベレージ順で、オランダ、ベルギーA、トルコA、ギリシャ、オーストリア、トルコB、ドイツA、ベルギーBの全8チームとなった。ここから一発勝負のトーナメントへと突入。世界チャンピオンの名前が並ぶこれらのチームの中で、決勝戦まで勝ち上がったのがオランダとトルコA。
オランダはディック・ヤスパースとジャン・ヴァン・エルプ、トルコAはセミ・サエギナールとルトフィ・チェネトがそれぞれタッグを組む。そして、ヤスパースがサエギナールを40-26・33キュー、ヴァン・エルプがチェネトを40-12・16キューでそれぞれ下し、オランダは連覇している1998年と1999年以来、3度目の優勝を果たした。
日本チームとしては梅田の奮闘が今後の好材料であることは間違いない。小林も苦い結果とはなったものの本人が2016年を世界挑戦の年と位置付けているだけに、来月のエジプト・ルクソールでのワールドカップにこそ期待したい。