2016年JPBFプロ3Cランキング対象試合の開幕戦、『東京オープン』が始まった。 サブタイトルに「オープン戦への挑戦」と掲げて、アマ選手のエントリーフィーの金額を抑えめに設定し直し、参加を促すようになって3年目。今年も事前予選から100名超えを達成。総勢110名がキューを握った。
その決勝ラウンドは、2月13日~14日(土―日)に東京・新大久保の『ビリヤード 小林』で行われた。筆者が観たのは13日の大会初日で、56名・30点のシングルトーナメントというフォーマット。今年は韓国プレイヤーの数は少なく、金炯坤(キム・ヒュンコン)ただ一人。しかし、日本の試合への参戦経験があり、韓国のトップ勢の中で揉まれている金はやはり強い。榎本光昭アマ、
という女子プロ3名(JPBF)が事前予選を突破して決勝ラウンドに登場しただけでなく、その1回戦で男子プロ選手に勝って、2日目(ベスト32)に勝ち進んだという事実。ハンデ無しの30点ゲームでこの戦績は特筆すべきこと。2日目で、肥田は
という強豪と対峙する。迎え討つ側の男子プロとしてはプレッシャーばかりが大きくやりづらい試合かもしれないが、観る側としては純粋に面白い。過去に本大会でベスト8があり、他大会では(男子に混じって)2位入賞もある女傑・肥田を始めとして、この3名がどこまで戦えるのかにも注目したい。
、小林英明、田名部徳之という4名のシード選手も登場し、いよいよ役者が揃ったところで大会も大詰めを迎える。栄えある「東京チャンピオン」は誰の手に!? 2016年のランキングレースの展開を占う大事な初戦、ぜひ注視していただきたい。
ベスト16に進出した森雄介は前年覇者の新井達雄と対戦