第66回春季全関東アマチュアスリークッション一級戦
左から、3位タイ:佐川晃弘、準優勝:春日翔太、優勝:奥矢脩、3位タイ:長谷川雄大
1月31日(日)、『第66回春季全関東アマチュアスリークッション一級戦』が開催された。この大会は明後日から始まる初段戦やその後に続く二段戦、三段戦、四段戦と合わせて「春の段位戦」と呼ばれる関東のアマチュアスリー選手にとって大きな目標となるものである。
各段位戦ではその試合の結果によって昇段もあり、選手の気合いの入りようも一際。昇段は大会での順位とその試合の中でのアベレージによって決まることになる。また、大会が5段階にレベル分けされているので、ポケットの試合以上により幅広いアマチュア選手が自分に合った試合に出場できるということも特徴的だ。
今回の一級戦は34名がエントリー。段位戦の中で唯一、予選から決勝まで一日での開催となっている。予選は『Billiards club MARS』(東京・笹塚)、『松山ビリヤード』(東京・下北沢)、『幡ヶ谷倶楽部』(東京・幡ヶ谷)の3会場にて、11組に分かれてのリーグ戦が行われた。各組の1位およびベスト2位5名がBilliards club MARSでの決勝へと進むというフォーマット。試合点数は予選が6点、決勝が8点となっている。
決勝戦は長谷川(左)と奥矢(右)の対戦に
上位へと勝ち上がったのが、枠順で奥矢脩(Billiards club MARS)、長谷川雄大(ビリヤード町田)、佐川晃弘(ビリヤードCANNON)、春日翔太(ビリヤードニッカ)の4名。そして奥山が長谷川を8-7(17キュー)で、春日が佐川を8-3(32キュー)で下して決勝戦へ。
この決勝戦は奥矢が8-4(29キュー)で勝利を収めて、所属店での開催で見事に優勝を果たした。今大会の昇段条件は優勝、または4位以上入賞かつアベレージが0.350以上となっている。これをクリアした奥矢と3位タイの長谷川が昇段を決めた。
春の段位戦は幕が開くなり、アマチュアプレイヤー達による熱戦が繰り広げられた。明後日の初段戦の予選日から4月下旬の四段戦の決勝日まで、週末は熱い戦いが続いていきそうだ。
写真協力/Carom Billiards Seminar