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2016.01.29 トーナメント

間もなく、JPBA2016、始動(男子編)

『第27回関西オープン』は明日開幕

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昨年、プロ公式戦初優勝を今大会で飾った嶋野聖大


JPBA2016年シーズン開幕戦を前に、昨日からお届けしている本企画。今日は男子の『関西オープン』に関する過去のデータを振り返りながら、今週末(1/30-31)に大阪市の『玉出ビリヤードACE』(予選は複数店舗併用)で開かれる今年の開幕戦の見どころを探ってみたい。

1991年に『オール大阪』という名称で立ち上がった大会に起源を持つトーナメントは、以降四半世紀にわたって継続開催されてきた。最多勝記録保持者は川端聡で2連覇を含む計4回。次点は利川章雲田中雅明土方隼斗でそれぞれ2回ずつ。これで過去25回中、10回分。つまり、あとは15人の歴代優勝者がいる計算となる。

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大会最多の優勝記録を持つのは川端聡


その15人の内訳は、フィリピン勢が4人、台湾人選手が1人、アマチュア選手が2人、そして残る8人がJPBA所属プロとなっていた。また元々はその名の通り関西圏のローカル大会であったため、優勝者もほとんどが関西在住者が占めていたが、近年は前出の川端と田中を除くと、ほぼ東日本所属プロが制圧する状況にある。

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土方隼斗は13年〜14年に大会を連覇


たとえば、直近に絞ると、川端が大会連覇を遂げた2009年を最後に、羅立文栗林達、 フィリピンのアレックス・パグラヤン、土方、土方、そして昨年の嶋野聖大と、トロフィーはほぼ東日本(とフィリピン)に長期保管されている状態。余談になるが『関東オープン』もまた関東圏(とフィリピン)に優勝カップが長期滞在しているが、こちらは東日本の公式戦なので念のため。

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'10年の優勝以降、準優勝1回、3位タイ2回と高いアベレージを残している羅立文


ここでアマチュア選手の戦績を見てみると、2008年に大塚郷司(大阪)が3位タイに入賞を記録し、この時はベスト8に道川浩(福井)の名もある。その2年前には大阪の久川直哉が準優勝という輝かしい足跡を残している。またベスト8進出の記録は2013年の宮田慎吾(大阪)が最後となっていて、アマチュア選手で注目すべきは、8年ぶりの準決勝進出、10年ぶりの決勝戦進出、そして3年ぶりのベスト8入りといったところになるだろう。

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男子決勝会場となる大阪市の『玉出ビリヤードACE』


ラストに。昨シーズンを終えてプロ10年間で4度の日本一に輝き、国内の頂を極めた感のある大井直幸だが、関西オープンに限っては、過去に準優勝1回、ベスト4が1回、ベスト8が4回と、(彼にしては)アベレージが低い。例えば相性の良い『北陸オープン』では、同年数で優勝5回、準優勝1回ベスト8が1回という数字を残しているのだから。このような点から、プロ11年目を迎える大井が年頭でジンクスを変えるのか? という点も注目しておきたい。

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昨年の男子MVP、大井直幸のプレーにも注目が集まる


開催は男女ともに明日から。横一列のスタートからいきなり差を付けるのは誰なのか!?  大阪で2016シーズンの幕が上がる。

Akira TAKATA