ビリヤードウェブキューズは『CUE'S』誌が運営する総合情報サイトです

第9回企業対抗9ボール

社会人プレイヤーの間ではもうお馴染みの企業対抗

第1回以来、徐々に知名度・人気が高まり、今やフルエントリーが当たり前の大人気イベントである『BAGUS×JPA　企業対抗9ボール』の第9回大会が12月13日(日)、東京都新宿区の『バグース新宿店』にて開催された。

バグース新宿店に180名が集まった

「同僚(または先輩・上司・後輩など)に企業対抗に誘われて初めてビリヤードをやって、そのままハマってしまいました」という社会人プレイヤーを最近よく見かける。そういった人に出会うたびにこのイベントの素晴らしさを改めて実感する。

試合は3名1チームのトリオスマッチ(1球交代)にて行われ、3名の合計スキルレベルは15以下でなくてはならず、またチームは同じ会社のメンバーで組むことになる。これらの条件をクリアしていさえすれば、誰でも気軽に参加できる。スキルレベル制限のために、ほとんどビリヤード経験がないと言う人も多く含むビギナー選手が全体の中で多数派を占めるのもこの企業対抗の特徴だ。

3位タイ・（株）メリーチョコレートカムパニー(後列左)、3位タイ・日本ユニシス(株)(後列右)、準優勝・財務省(前列左)、優勝・ドコモCS(前列右)

さて結果はというとドコモCSの『ドコモワイドスター』が見事な初優勝、財務省からの『財務撞球会1』が準優勝となった。ドコモCSも財務省もこの企業対抗の常連企業。特に財務省はベスト16に2チームが進出している。

参加者なら誰でも参加できる赤狩山幸男プロチャレンジマッチも

また、試合の他にもイベントが充実しているのも企業対抗が人気を集める理由の1つ。2011年世界チャンピオン・赤狩山幸男プロによるチャレンジマッチイベントや、豪華景品が取り揃えられた抽選会などもある。

1企業で複数のチームを出しているところも目立ち、会社のビリヤードサークルでの参加などもあるようだ。先輩と同輩と後輩、あるいは年齢の差なども関係なく、幅広い層の社会人達が和気藹々と、そして真剣にプレーしており、様子を見れば人気を出るのも納得。今回も募集チーム数を大きく上回る75チームの申込を集めていた。

次回の開催の発表はまだ行われていないが、ここ2年では3月、7月、12月に開催されている。初心者もチームに必須のこの大会に向けて、今から同僚をビリヤードに誘ってみてはいかがだろうか。

写真提供/JPA