キャロムビリヤードセミナー
東京・阿佐ヶ谷の『ルーツ』で行われる 『キャロムビリヤードセミナー』に取材へ
12月19日(土)、東京・阿佐ヶ谷の『ビリヤードカフェルーツ』にて『第42回キャロムビリヤードセミナー』が開催された。このキャロムビリヤードセミナーは2012年より3年以上に渡って月1回開催されている、JPBFプロが講師を担当するスリークッションのグループレッスン講習会である。
クラスは基本的にはレベル別で小林英明プロが担当するAクラス、鈴木剛プロが担当するBクラスに分かれている。毎回、それぞれのクラスにテーマが設定されており、必ずしも高点者がA、初心者がB、ということではなく毎回どちらか気になるテーマのクラスを受講することができる。
Aクラスは小林プロに何でも聞ける質問形式で進行
この日のAクラスのテーマは「質問コーナー」。小林プロが受講者からの質問を応えていくという内容。トッププロが自分の日頃の疑問を解決してくれるのだから、非常に贅沢な回だったと言えよう。受講者と小林プロでテーブルを囲み、キューを握り、ボールを転がし、時には議論の形で進行していくので、楽しげながらも大学のゼミのようなアカデミックな雰囲気も漂う。
テーマを箱球としながら、流れのままに様々な内容を。この日はマッセのレッスンも
Bクラスは「箱球まとめ」。まとめとは付いているものの、初参加でもまったく問題がない内容の講習会だった。参加者には専用のプリントが配られ、それをもとにして進められていく。受講者は鈴木プロの言葉のメモを取ったり、順番にショットをしたり、あるいは質問や対話もあり、決して話を聞いているばかりではなくやはり参加型の講習会であった。
どちらのクラスも明日からのゲームに役に立ち、そしてスリークッションがもっと面白くなるような講習会だった。特に、初心者が多いBクラスでは「いかにスリークッションが思っているよりも堅苦しくなく、気楽で楽しいゲームなのか」ということも鈴木プロは繰り返し伝えていた。あるいはルールやマナーなどの基礎的な部分にも話が及ぶことも。上達のための講習会というのはもちろんのこと、スリークッションに興味を持ったその瞬間にスリーの入り口として足を運ぶにもぴったりの場所だ。
講師の小林プロ(左)と鈴木プロ
次回の開催は1月16日(土)、同じくビリヤードカフェルーツでも開催が予定されている。受講は事前申込制で、1回あたり2,000円(テーブル利用料込み)の受講料となる。Aクラス・Bクラスともに初回受講は無料となっている。まさに一度いかなくては損のセミナーだ。最新情報はブログにて。
一度足を運べば、3Cがもっと上手く、楽しくなること間違いなし
今回の取材にあたってほとんどスリークッションの経験がない大学生のポケットビリヤードプレイヤーが体験参加をしたのだが、終わっての感想はとにかくポジティブ。「今までのスリークッションのイメージと違った。もっとスリークッションをやってみたい」とのこと。スリー初心者の筆者も次回のセミナーには受講者として足を運びたいと思う。また2016年2月4日(木)発売の『CUE'S3月号』にて体験の様子やより詳しいリポートをお届けする予定だ。
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