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過去のニュース(2015年)

2015.12.16 トーナメント

アマチュア14-1愛好家、大阪に集う

第1回KANSAI 14-1開催

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12月13日の日曜日。大阪市の『玉出ビリヤードACE』において、『第1回 KANSAI 14-1』が開催され、64名のアマチュア選手が、14-1ラックで日頃みがいた技術を競い合った。主催・主管は日本アマチュアポケットビリヤード連盟関西支部(以下、アマ連関西)。

この大会は、各地域や店舗単位で14-1ラックを嗜む会などが催される中、アマチュア選手の間からアマ連関西に対して「14-1の大会開催を」と望む声が寄せられ、これに呼応する形で開催が決まった。「会場や時間の制約を踏まえて定員を定めた」(アマ連関西理事長・大島知幸氏)、試験的要素を含む手探りの開催でもあったが、早々に定員枠は埋まり、東京・名古屋や岡山など、予想以上に遠方からの参加者も多かったという。

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会場となった大阪市の『玉出ビリヤードACE』


また会場で参加者から声を集めたところ、「14-1種目の大会開催をずっと待っていた」、「オープン戦しかなかったので、アマチュアだけで試合をするのが新鮮」、「地元では愛好家が少なく開催は難しい」と、14-1種目を愛する気持ちが伝わってくるコメントが続々と。また「試合があると練習にも取り組むことができるので大切な機会」という声もあり、総じて開催を喜ぶ声が寄せられた。

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大会は14-1への理解をより広める機会にもなった


試合のフォーマットは14-1ゲーム50点先取(決勝シングルベスト16以降は60点先取)で、ショートゲームかとも思われたが、およそ本命格の選手は順当に勝ち上がっていた印象。また、試合後に配置を検証して意見を交換したり、試合中にルールの確認で対戦中の選手が仲良く運営スタッフを呼ぶシーンもあったりと、他のトーナメントと比べて和やかなムードであったことも伝えておきたい。

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女子選手として唯一、水野早苗がベスト8入り


なお、試合の方は楽しいながらもエキサイティングに進行し、ベスト8は地元関西勢が独占。ここに現アマローテ女子級チャンピオンの水野早苗も紅一点で残っていた。そして準決勝は枠順に広田大輔(大阪・BIG SHOT)、高木俊行(兵庫・HRC)、小原嘉丈(大阪・SUN)、堂園雅也(兵庫・名古屋)というメンバーが残った。そして決勝戦は広田vs堂園の阪神対決となり、今年は遠方のオープン戦にも積極的に参戦していた広田が、日頃から好んでプレーしていた種目で優勝を飾った。

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大会ファイナリスト。左から優勝・広田大輔、準優勝・堂園雅也


終了後に主催・運営にあたった大島氏は、「予想以上に開催を喜んでいただく声が多く、反響も大きかったので、まずは現状維持、もしくは規模を拡大しての次回開催を目指します。そのためにテーブル数や時間を考慮して慎重な検討を重ねたいと思います」(大島氏)と、アマチュアポケット界の公式団体として14-1愛好家の期待に応える意欲と姿勢を示した。その背景には「普段の大会では見慣れない方の参加も少なくなく」(同)ニーズを感じたこともあった様子だ。大会の模様はfacebookページのアルバムで公開しているので(コチラから)、ぜひそちらもご覧ください。

Akira TAKATA