全日本女子女子プロツアー第2戦
会場は『POOL BLOW』
明日、12月12日(土)より2日間に渡って『全日本女子プロツアー第2戦』が京都府京都市の『POOL BLOW』にて開催される。男女通じて今年最後の公式戦となっており、2015年のJPBAの全試合の締め括りであり、女子ランキングも確定することになる。
既に年間ランキング1位を確定させている河原千尋
2位と大きくポイント差をつけて年間ランキング1位を既に確定させており、今大会でもやはり大本命となるのが河原千尋。今年は『ジャパンオープン』などで3勝、『女子ナインボール世界選手権』4位、『第48回全日本選手権大会』準優勝と好成績を残した。
またスキル面でも現在発売中の『CUE'S1月号』で語っているように、充実の1年だったようだ。その2015年を最高の結果で締めくくりたいところだろう。
梶谷景美、最後に1勝を挙げたいところ
年間MVPが決まっていても2位以下は混戦。国際大会でのステージ2シード枠なども関わってくるだけに、トップ3ないしトップ5に入ることができるかどうかは重要だ。現在、2位に付けているのは梶谷景美。今年は全試合で9位以上、準優勝2回とアベレージの高さでこの順位に付けた。しかしながらまだ優勝はなく、もしも梶谷がこのまま勝ちなしで終われば2008年以来のこと。最後に念願の1勝を上げることができるだろうか。
栗林美幸、トップ3入りなら6年振り
そして3位には栗林美幸が付けている。今年の栗林は後半からエンジンがかかってきたようで『東海レディースグランプリ』、『北陸オープン』で連続優勝、『九州レディースオープン』で準優勝と3戦連続のファイナル進出を果たしている。河原に並ぶ年間3勝を狙えるのは栗林だけだ。
前戦準優勝の光岡純子
そしてこの2位、3位を追うのがランキング順で4位から夕川景子、野内麻聖美、曽根恭子、久保田知子、光岡純子といった面々になる。いずれの選手も実力は折り紙付き。2位以下のランキングがガラリと変わる可能性もあるだろう。特に所属店開催となる光岡、地元の夕川にはファンの声援も集まることが予想され、活躍が期待される。
前戦では嬉しい初優勝を果たした青木絵美
ただ、3月に同会場にて開催された第1戦では青木絵美がプロ入り初優勝を果たしたこともあり、上記のトッププレイヤー達に取って代わろうかという選手達が控えていることも忘れてはならない。全日本選手権でともに3位タイとなった高木まき子、木村真紀も久方ぶりの優勝を狙う存在として、注目が集まる所だろう。
試合はナインボール、予選(12日)ダブル・イリミネーション、決勝(13日)シングル・イリミネーション、いずれも7ゲーム先取、勝者ブレイク、スリーポイントルール採用というフォーマットで行われる。
観戦チケットは予選日が当日券1,000円(京都市『ViVi』会場も観戦可能)、決勝日が当日券2,000円となっている。また予選日の夜には女子プロ応援ファンクラブの『Q-CLUB』主催のファンミーティングも行われる(詳細はこちら。当日も受付可能)。Q-CLUB会員は、両日観戦無料だ。女子選手による今年最後のプロの競演、見逃すべくもない。