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第15回スヌーカージャパンオープン/アダムジャパンカップ

既報の通り、12月12日(土)・13日(日)の2日間に渡って、『第15回スヌーカー・ジャパンオープン』の決勝ラウンド(ラスト16〜)が開催される。決勝ラウンド1日目の12日(全会場午前10時スタート)は、16名が4人1組のGroup1〜Group4に分かれてベストオブ2(2ゲームマッチ・1-1の引き分けの場合はブラックボールゲームで勝者を決定)でリーグ戦を戦う。

各グループの首位のみが、翌日のベスト4からの決勝トーナメントに進む権利を得られるのだが、ショートマッチ故に波乱の展開となることも十分に有り得るスリリングな戦いとなるだろう。会場は神奈川・座間の『フルーク』、東京・池袋の『ビリヤード・ロサ』、埼玉・南川口の『グリーンルーム』の3カ所だ。

ジャパンオープン2桁勝利に王手! 前回大会覇者・福田豊

翌13日はビリヤード・ロサにベスト4が集い、午前10時からベストオブ5(3ゲーム先取)の準決勝(2回転)、ベストオブ7(4ゲーム先取)の決勝を競う。では、各地で開催された予選を突破した選手とシード権を得て決勝ラウンドから登場する選手、そして組み分けを紹介しておこう。

■Group1(フルーク会場)
ニティワット・カンジャナスリ(スポンサー・シード/タイ)
樋口知幸(関東甲信越地区代表)
松村浩史(近畿地区代表)
松嵜直己(関東甲信越地区代表)
→第1試合：ニティワット・カンジャナスリ × 樋口知幸

■Group2(フルーク会場)
桑田哲也(スポンサー・シード)
木村俊彦(関東甲信越地区代表)
中川淳(近畿地区代表)
前田崇文(九州・沖縄地区代表)
→第1試合：桑田哲也 × 木村俊彦

■Group3(ビリヤード・ロサ会場)
福田豊(前回優勝シード)
持田真史(関東甲信越地区代表)
井上敦貴(近畿地区代表)
神箸渓心(東海・北陸地区代表)
→第1試合：福田豊 × 持田真史

■Group4(グリーンルーム会場)
栗本高雄(全国ランキングトップ・シード)
松井敬(関東甲信越地区代表)
長谷修次(近畿地区代表)
須藤圭一(北海道・東北地区代表)
→第1試合：栗本高雄 × 松井敬

強国・タイ有数の実力者、ニティワット・カンジャナスリ(写真/JSA)

フルーク会場(Group1・Group2)にはタイで活躍し、世界で戦う日本のエース・桑田哲也、そして彼と同じく大会参戦のために日本へやって来る強国・タイのトップ選手、ニティワット・カンジャナスリが組み込まれていることもあり、世界標準のスヌーカーが見られることだろう。2人のシード選手に、松村浩史ら国内の実力者がどう食い下がり、一泡吹かせるかにも注目。

スヌーカー日本一の男・桑田も参戦

ビリヤード・ロサ会場のGroup3は、日本スヌーカーのパイオニアとも言える前回大会覇者・福田(2連覇中・大会通算9勝)と、世界大会で経験を重ね、著しい成長を見せている神箸渓心が同居する注目の組。翌日に勝ち残るのは1人という厳しいフォーマットで、残る2選手も含め、果たしてどのような戦いが展開されるだろうか。

遂に本物の頭角を現し始めたスヌーカー界のヤングガン・神箸渓心

グリーンルーム会場のGroup4は、福田とともに日本のスヌーカーを牽引してきた全国ランキングトップの栗本に、アマチュアながらポケットの『第48回全日本選手権』(11月)でもステージ1を勝ち上がったマルチプレイヤー・長谷修次も同居しており、誰が勝ち上がるか読めない拮抗した争いが予想される。

今年は決勝日の会場をビリヤード・ロサに移し、フォーマットも新たにした本大会。タイの強豪プレイヤーが、日本のビッグタイトルを持ち去るか、国内No.1プレイヤー・桑田がプライドを見せるか、はたまた福田が大会勝利数を2桁に伸ばすのか。決戦は今週末。

大会詳細は、JSAのホームページへ