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過去のニュース(2015年)

2015.11.23 トーナメント

小林英明、全日本プロ3C初優勝!

第26回全日本プロ3C選手権大会・アダムジャパン杯

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会場は『ビリヤード小林』


11月22日(日)、『第26回全日本プロ3C選手権大会・アダムジャパン杯』の大会2日目が行われた。会場は引き続き、東京・新大久保の『ビリヤード小林』である。そしてそこで、初日を無敗で終えた小林英明がここでも強さを見せて6勝1敗1分で大会初優勝を果たした。

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大会通じて1敗のみで優勝、小林英明


全9名の選手による40点先取の総当たりで行われる本大会、例年であれば最終回転を待たずして優勝者が決まる場合が多いが今年は優勝の行方が最後までわからない拮抗した展開となっていった。8回転目を終え、最後の4ゲームを残すばかりとなった時、優勝の可能性があるのは小林と前年度優勝者の田名部徳之の2名にまで絞られる。小林はその時点で5勝1敗1分けで、田名部は5勝2敗。小林が勝てばその時点で優勝が決定、田名部は自身が勝った上で小林が敗れるという条件で連覇達成となる。

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田名部、最後まで優勝を争ったが惜しくも連覇ならず


また、JPBF最終戦であるこの大会では年間MVPの行方も決する。これまたMVPレースは戦前、梅田竜二が抜きん出たトップを走っていたが小林にも僅かばかりの可能性が残っていた。その条件はまず小林が優勝し、なおかつ梅田が7位以下となること。過酷な条件だが、今大会振るわない梅田は残り1ゲームで3勝4敗。その可能性は十分あった。

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5位となって、年間MVPを獲得した梅田。来月は世界選手権へ


こんなドラマを含みながらの最終節、小林の相手は船木耕司、田名部の相手は梅田となった。この注目の両対戦、梅田が一番にゲームを締めた。田名部を封じて40-27(24イニング)で試合を終え、4勝4敗の5位で年間MVPを死守。自らの試合を終えずして優勝を決めた小林だったが、こちらも船木を相手に40-29(25イニング)と完勝。最後のゲームを勝利で飾って、堂々の大会初優勝を決めた。

錚々たる選手達が歴代優勝者として並ぶ今大会に、また新たな名前が刻まれることとなった。試合を終え、表彰式中も絶えず笑顔を弾けさせていた小林、「今日はそんなに当たらなかったけど、(要所で点数を重ねられる)都合の良い展開になりましたね(笑)。来年は国内だけでなく久々に海外の試合にも出ていきたい」と話している。今年の後半戦はかなりの好調を保っていた小林、海外参戦も含めて来年の活躍が楽しみだ。

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こうして最後の最後まで熱い展開でファンを魅了した2015年のJPBF公式戦がこれにて終了。しかしながら12月1日からはフランスで『世界スリークッション選手権』も開催され、梅田と新井達雄が渡仏する。今年もまだまだJPBF勢の活躍に期待だ。