2016年のシステム変更に向けてNBAが始動
NBAの『全国代表者会議』の席上で新システムに関する説明が行われた
『CSカード』(キュースポーツカード)とは、『公益社団法人日本ビリヤード協会』(NBA)が発行する全国プレイヤー登録証で、NBA公認の公式戦に出場する際には必須となるものだが、試合に出場するしない、プレーするしないに関わらず、ビリヤードを応援するファン、賛同者であれば誰もが取得可能なものだ。また、CSカード会員の数は、ビリヤードのスポーツとしての広がりを示すものとしてだけでなく、NBAがビリヤードのオリンピックへの参加実現に向けた活動や、ビリヤードの普及、競技力向上など様々な事業を展開していく上での財源の一つともなっていることから、NBAももちろん、CSカード登録者数を増やしていくことを重要な活動の一つと位置付けている。
CSカードの開始から19年が経過した現在、登録に関わる作業は全てアナログで行われており、登録する際の手間や、登録者の適切な管理、さらに登録者に向けたメリットの創出などが、CSカード普及を図る上での課題となっていた。NBAは今年に入りこれらを解消し、より簡単でスムーズな会員登録を可能にするためのWebシステム導入を決定。10月21日(水)、東京・虎ノ門で開催された『全国代表者会議』の席上で、CSカード会員登録のシステム化に関する説明と質疑応答が行われた。代表者会議では、主にシステムの基本的な説明がメインとなったが、北海道から沖縄までの全国各支部の代表者からは、運用に関する具体的な質問だけでなく、早期導入に対する積極的な意見が多く聞かれた。
新システムのデモ画面。登録者それぞれのマイページも作られるとのことだ