『アーティスティックビリヤードジャパン2015』はいよいよ明日開催!
ARTISTIC BILLIARDS JAPAN 2015のポスター
ビリヤード競技の中でも、ナインボールやスリークッションといった通常のゲームとは全く趣きを異にする『アーティスティック』。基本的には手球と2つの的球を使い、種目として決められた配置に対して、これも決められた当て方でショットが成功すれば規定の得点が与えられるという競技だ。
言葉にしてしまうと何でもないように聞こえてしまうかもしれないが、なぜこの競技が「アーティスティック」と呼ばれるのか。これにはもちろんそれなりの理由がある。百聞は一見に如かずということで、まずは下の動画をご覧頂きたい。
そう、プレイヤーから一瞬の命を与えられた手球は、時に強烈なバックスピンで、また時にはマッセショットによってあり得ないほどのカーブを見せながら、テーブル上に芸術的な軌道を描いていくのだ。そして、これを可能にするのがプレイヤー達が持つ、手球を自在に操る究極のテクニック。いよいよ明日の開催となった『アーティスティックビリヤードジャパン2015』は、国内のトッププロと予選を勝ち抜いた猛者達が一堂に会して、己のアートをテーブル上でぶつけ合うイベントだ。
現アーティスティック全日本選手権者・小林英明
ビリヤードファンはもちろんだが、『アーティスティックビリヤードジャパン2015』はビリヤードの試合やトッププロのプレーをまだライブで見た事がないという方にもぜひお薦めしたい。キューを使って手球を撞くという動作だけでテーブル上に現出する数々の芸術。これを目にするだけできっと、漠然と抱いていたビリヤードに対するイメージがひっくり返る衝撃を受けるはずだ。さらに数々のスーパーショットが、ビリヤードの面白さだけでなく、競技としての奥の深さを感じさせてくれるに違いない。
アーティスティックからは退いていた世界銅メダリスト・界敦康が限定復帰
それに相応しく、出場者についても現全日本アーティスティック選手権者の
小林英明(JPBF)、全日本アーティスティック選手権を12度制している
町田正(JPBF)、世界アーティスティック選手権銅メダリストの
界敦康(JPBF)など、現時点での国内最高峰プレイヤーが勢揃いする形となっている。また、イベントのメインは究極のテクニックを堪能することにあるのだが、この日はその他にも、稀少なキューを始めとしたビリヤードグッズの販売やスペシャルゲストの登場などの催しも盛り沢山となっている。
全日本アーティスティック優勝12回を誇る名手・町田正
すでに予約分のチケットはソールドアウトだが、当日の立ち見席は予約不要で直接会場に行けば観戦が可能。「アーティスティック競技」のルールから出場選手の紹介、当日のイベント詳細等がアップされている
こちらの公式ページをご覧頂いて、しっかりと「アーティスティック」の予習をして会場を訪れれば、「ビリヤード」という競技、ゲーム、そしてトッププレイヤー達のパフォーマンスが、いかに人を惹きつける魅力を持つものなのかがよりおわかり頂けるだろう。