第14回全日本シニアスリークッション選手権大会
優勝の松山秀正選手(松山)
10月12日(月・祝)、東京・新大久保の『ビリヤード小林』をメイン会場として『第14回全日本シニアスリークッション選手権大会』が開催された。この大会はプロアマを問わず、「満60歳以上で持ち点20点以上」が出場資格となっており、今大会には全国から38名のシニアプレイヤーが集った。
決勝会場となった『ビリヤード小林』
大会はまず出場選手を4名一組、計10組に分けたファーストステージからスタート。会場は『ビリヤード小林』の他、『ビリヤード ニュー文化』『ビリヤードニッカ』『ビリヤード相馬』『Billiard Cafe Roots』の4ヶ所のビリヤード場で、各組の上位2名が決勝に進出する、15点ゲームの総当たりリーグ戦で戦われた。
3位タイ・中岡重明選手(ニッカ)
ファーストステージを勝ち上がった20名が改めて決勝会場に集結して始まった15点ゲームのシングルトーナメント。前年度優勝の肥田明(JPBF)、13年度優勝の
奥村健(JPBF)、
島田暁夫(JPBF)といったプロ勢が順当に勝ち上がる中、松山秀正選手(松山)、中岡重明選手(ニッカ)の2名のアマチュアプレイヤーがベスト8に勝ち上がる。さらに中岡選手が
市川利夫(JPBF)を15-13、松山選手が田中正行(JPBF)を15-9で下して準決勝に進んだ。
3位タイ・松田正行(JPBF)
迎えた準決勝では中岡選手が大会連覇を狙う肥田に6-15で敗れたものの、松山選手が、ベスト8
戦で奥村を下して勝ち上がってきた松田正行(JPBF)を、接戦の末に15-13で破って見事に決勝進出を果たした。
準優勝・肥田明(JPBF)
さらに松山選手は決勝でも肥田を相手に全く年齢を感じさせない素晴らしいプレーを見せ、ハイラン6点、12キューでフィニッシュ(15-8)。15点という短距離戦を一気に走り切って嬉しい大会初優勝を遂げた。
大会ベスト8。前列左から、3位タイ・中岡、準優勝・肥田、優勝・松山、3位タイ・松田。後列左から5位タイ・奥村、同・市川、同・島田
写真提供:Carom Seminar