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第2回日本学生ナインボール選手権大会

奥田玲生が初の日本タイトル獲得！

10月4日(日)、東京都渋谷区の『CUE』にて『第2回日本学生ナインボール選手権大会』が開催された。昨年から始まったこの大会、今回は小・中学生の部と高校・大学生の部の2部門で争われた。

惜しくも準優勝の林武志。世界ジュニアでのさらなる活躍を

小・中学生の部は関東のジュニア選手達が集まり、争われた。中でも注目すべき選手は今年の『アジアジュニア選手権』にも出場した林武志(神奈川県三浦市立三崎中学校)と奥田玲生(神奈川県西谷中学校)の2名。林は来月の『世界ジュニア選手権』への出場も決まっている。

左から3位・魚見凜(千葉日本大学第一小学校)、優勝・奥田、準優勝・林

ファイナルまで勝ち進んだのもやはりこの二人。奥田は4-1で一度林に敗れ、敗者側からの勝ち上がりだ。『全関東学生ナインボール選手権』も制している林が実績では上回っている。しかしながらこの最終戦はまさかの4-0とストレート勝ちで奥田が勝利を収めることとなった。奥田は初の日本タイトル獲得だ。そして林は惜しくも昨年と同様に準優勝でフィニッシュとなった。これをバネに、世界での活躍も期待したい。

若林諒が2年連続のチャンピオンの座に

高校・大学生の部は関東の選手達が中心ではあったが、北海道から奈良までの学生達がエントリー。昨年の上位入賞者からは唯一、高校生の部の初代王者となった若林諒(東京都立田無工業高等学校)が出場している。若林は今回のただ一人の高校生プレイヤーでもある。

ダブル・イリミネーションで勝ち上がった4名のうち、やはりその1枠には若林が入った。他には立野翔大(金沢大学)、小沢章一(明治大学)、飯田有人(中央大学)が一発勝負のシングル・イリミネーショントーナメントに突入した。

左から3位タイ・小沢、準優勝・立野、優勝・若林、3位タイ・飯田

そして決勝戦へと進んだのは若林と立野。そしてそのファイナルを制した若林が5-4と接戦の末に立野を下した。大学生も交えた中での優勝、昨年以上にハードな戦いの末の2年連続チャンピオンだ。

ジュニア選手は確実に様々な選手が伸びている。今大会期間には『北陸オープン』に出場していた平口結貴(私立北海道栄高等学校)と林が出場する世界ジュニアも大いに期待したいところだ。

取材協力/NBA