自社開発の『正規品判定システム』
簡単な入力作業だけで、正規品かどうかの真偽がわかる
現在、日本製のタップは有名メーカーを筆頭に世界各地で人気を得ている中で、その人気に便乗した模倣品が出回っているのも事実。そんな状況を受けて、日本が誇る世界的タップメーカーの1つで『KAMUI BRAND』を展開する『(株)エンヴィジョン』が、主力商品『KAMUIタップ』シリーズの模倣品が世界各地で出回っている状況に対応するための『正規品判定システム』を導入し、施行し始めた。
簡単に説明すると、同システムはKAMUIタップユーザーが自分の購入したタップを「本物」か「偽物」かを調べられるというもの。これは高い品質とサービスの提供し、新しい試みにも積極的な同社が、品質の劣る模倣品を手にしてしまう利用者を減らしていくために打ち出した方策。中でも驚かされるのは、そのシステムをエンビジョンが自社開発した点だ。
KAMUIのホームページ右上のボタン「REAL or FAKE?」から簡単にアクセスできる
KAMUIタップユーザーが同システムを利用する場合、KAMUIのオフィシャルホームページ上部にある「REAL or FAKE?」のボタンをクリックするだけで、「正規品判定システム」専用ページに進むことができる(別ウィンドウで専用ページが開く)。URLは「en-vision.secure.force.com」。
そのページ上で購入した時にタップの側面に巻かれたラミネート紙に記されているシリアルナンバーを打ち込み、必要事項を選択すれば、正規品または模倣品であるかの判定が表示されるという流れ。時間にして4分もあれば、十分に完了できる作業である。今後はタップ以外のKAMUI製品にも、同システムを採用していく予定とのこと。
購入したタップにはシリアルナンバーが記されている
日本においてはこのシステムの重要性はさほど高くないであろうが、主に海外でこの正規品判定システムにより、模倣品の流通の抑止力となることが期待される。
写真提供/(株)エンヴィジョン