男子ナインボール世界選手権
世界一のナインボーラーを決める年に一度の『男子ナインボール世界選手権』が、カタール・ドーハを舞台にいよいよ開幕する。日程は9月7日(月)〜9月18日(土)までの12日間で、まずは明日から4日間に渡り、9月12日(日)からの本戦・ステージ2への進出をかけた予選ラウンド・ステージ1がスタート。今年はここにJPBAから赤狩山幸男、有田秀彰、白岩篤、竹中寛、吉岡正登の5名が挑戦する。
左から有田秀彰、赤狩山幸男
ステージ1では4日間でそれぞれ3つのトーナメントが行われることになっており、熾烈な戦いに勝ち残った12名がステージ2に進出できることとなっている。フォーマットは7ゲーム先取のシングル・イリミネーション。世界中からトッププレイヤーが集まるこのステージ1は、最もハイレベルで過酷な予選と言えるものだ。
左から白岩篤、竹中寛、吉岡正登
昨年はこのステージ1に赤狩山、
大井直幸、
栗林達、有田の4名が出場し、赤狩山、大井、栗林が見事に突破。惜しくも敗退となった有田も、勝てばステージ2進出となる決定戦に2度進むなど、日本のレベルの高さを十分に世界に示した。今年は、2011年にこの地で世界王者となった赤狩山が2年連続の通過を目指し、有田、竹中、吉岡、白岩の4名が初のステージ1突破を狙う。
左から川端聡、大井直幸、栗林達
その他、今年の世界選手権にはシードとしてステージ2からの登場となる大井、栗林、
川端聡の3名が参戦。ステージ1組の5名と合わせ、計8名のJPBA勢が日本人4人目のナインボール世界王者を目指す戦いに挑む。過去3年間のJPBA勢の最高成績は、2012年・3位タイ(大井)、2013年・9位タイ(
羅立文)、2014年・9位タイ(栗林)。世界的なレベルアップも著しい中でJPBA勢はどのように戦うのか。世界の壁を打ち破るべく海を渡る8名の戦士達の健闘に期待したい。