プロビリヤードプレイヤー撮影会
イベントには定員いっぱいの参加者が集まった
8月23日(日)、東京都新宿区の『バグース新宿店』。午前中には『第5回ビリヤード検定』が実施されていたが、夜には業界初であろうの珍しいイベントが開催された。それは『プロビリヤードプレイヤー撮影会』。このイベントの参加者はキューを握ることはなく、操るのは各々のカメラだけなのだ。
モデルを務めた中島美秀プロ(左)と後藤田佳奈プロ
このイベントは『バグース』のインストラクターである後藤田佳奈プロが企画し、目黒区にある『自由が丘写真教室』が主催して行われたもの。CUE'Sでも西日本取材班として活躍中のカメラマン、髙田明氏が講師として「ビリヤードを獲る魅力」、「ビリヤード撮影の注意点(マナー)」、「試合中の7大シャッターチャンス」をテーマに講義を行った。モデルには後藤田プロに加えて中島美秀プロも登場。テーブルの周りには補助光となる照明も設置されて、特設会場か、あるいは写真スタジオか、といったいつもと違った雰囲気ができ上がる。
今回の参加者達のほとんどがビリヤード未経験。まずはビリヤードのルールの解説でゲームの流れを知り、撮影時のマナーについてもプレイヤーにとっては当然でも、今回の参加者にとっては非常に新鮮なことばかりだったようだ。
これだけのカメラがテーブルを狙う風景もまた絵になろう
撮影会は「7大シャッターチャンス」に沿ったシチュエーションごとの撮影に加えて、プロ達による模擬ゲームの撮影も行った。参加者達はそれぞれの視点からの作品を生み出し、初めての被写体・テーマや暗いシチュエーションにもめげず、非常に楽しそうに、数えきれないほどシャッターを切り続けていた。
今回、モデルとなった両プロも日頃から試合会場で幾つかのカメラに追われることは慣れたものだが、この数のレンズが自分を狙うことは初めての経験。プロ達にとっても新鮮な講習会となったのだろう。
今回の撮影会を機に参加者達が、あるいは全国のカメラ好きが実際に公式戦などの会場でカメラを持ち込んでやってくることを願う。プロ達も例えばフラッシュを光らせない、などの当然のマナーを守ってもらい、選手のショットに影響の出るようなことがなければ試合中の撮影も歓迎だと話している。当然、撮影不可の試合会場もあるがそうでない場合は写真撮影が禁じられることはない。
プロ達はやはり、魅せるのも仕事。被写体としては最高のものの1つであろう。もちろん、プレーが阻害されないことが大前提だが。全国のビリヤード好き、カメラ好きはぜひ撮影にトライしてみてはいかがだろうか。これほど魅力的な被写体はなかなかない。素敵なモデル達がビリヤード場にはきっといることだろう。
そして最後に、今回の参加者達の作品を紹介しておこう。
その他の写真もFacebookイベントページにて参加者がアップしている。ビリヤードの魅力が伝わる写真ばかりだ。