2015 PartyPoker World Pool Masters
連覇は大会史上初!
8月14日(金)から16日(日)の3日間に渡ってイギリスのマンチェスターにて『2015ワールドプールマスターズ』(以下、マスターズ)が開催され、アメリカのシェーン・バン・ボーニングが昨年に続いて2年連続2度目の優勝を果たした。大会連覇はマスターズ史上でも初のこと。
この「マスターズ」は、招待されたプレイヤーだけが参加できる世界最高レベルのトーナメント。試合はナインボール、8ゲーム先取にて行われた。今年参戦したのメンバー達を見るとやはり2014年ナインボール世界チャンピオンのニールス・フェイエン(オランダ)やマスターズでは6度の優勝経験のあるラルフ・スーケー(ドイツ)、2015年テンボール世界チャンピオンの柯秉逸(台湾)など錚々たる面々。
その正真正銘のワールドクラスの中でファイナルまで勝ち進んだのはバン・ボーニングとダレン・アプルトン(イギリス)の2名。アプルトンと言えば今年の2月『第1回中国式エイトボール世界選手権』で14年スヌーカー世界チャンピオンのマーク・セルビー(イギリス)を破って大会元年に優勝を勝ち取ったことが記憶に新しい。そして、そのファイナルを8-2という結果で勝利したのがバン・ボーニングであった。
バン・ボーニングと言えば昨年に達成した『USオープン』3連覇に代表される現在のアメリカにおける最高のプレイヤーの1人である。日本においては2011年の『全日本選手権』以来日本のトーナメント参戦はなく、昨年の全日本選手権も直前でのエントリーキャンセルということもあった。日本では中々見る機会のないプレイヤーだ。
また、その2011年全日本選手権ベスト16・シェーン・バン・ボーニング対アレックス・パグラヤン(カナダ)の試合を収録したDVDが発売中(CUE'S Web shop他にて)。これが現在のワールドクラスの一角であるということを見てもらいたい、全てのプレイヤー必見のDVDの1つだ。
写真提供/Matchroom Sport