WEB CUE'Sトップ > 過去のニュース(2015年) > 明日は東GP5! ブレイクボックスとは?

過去のニュース(2015年)

2015.08.08 トーナメント

明日は東GP5! ブレイクボックスとは?

東日本グランプリ第5戦

gp5aori_hall_th.jpg

会場は『ミスタースポーツマン中延店』


明日、8月9日(日)は東京都品川区の『ミスタースポーツマン中延店』にて『東日本グランプリ第5戦』が開催される。年間7戦でランキングポイントも争われるこのグランプリ、残すところあと3戦だ。今戦の注目ポイントの1つはフォーマット。種目はテンボール、8ゲーム先取(準決勝・決勝は7ゲーム先取)、セルフラック、勝者ブレイク、ブレイクボックス採用となっている。

この「ブレイクボックス」、今回の試合の肝となるかもしれない。本来、ブレイクショットはヘッド側の2ポイント以内(キッチン内)ならどこにでも手球を置いて行うことができる。しかし、このブレイクボックスはその場所を制限しようというものだ。海外のナインボールの大会ではセンター付近にブレイクボックスを設定し、サイドブレイクができないルールになっている場合がよく見られる。

gp5aori_box.jpg

中央の縦横2ポイントの四角いエリアからのブレイクショットは打つことができない。左右の赤いエリアからのみ認められる


今回のルールでは「ヘッドスポットの左右1ポイント外側よりブレイク」となる。多くのテンボールのブレイクショットは中央付近、ヘッドスポット近辺から打つ場合が多い。つまり、多くの選手が「いつも通りのブレイク」を行うことができなくなるのだ。このルールを攻略することが勝負を分けることになり、またギャラリーにとってはいつもとは一味違うゲームを楽しめるのも間違いないだろう。

gp5aori_hayato_th.jpg

前戦優勝者の土方隼斗


そして気になるランキングの行方だが、上位陣がかなり絞られつつある。現在の先頭を走るのは第4戦優勝者の土方隼斗。しかしながら、そこに第1戦・第4戦で準優勝となっている赤狩山幸男、第3戦優勝者の栗林達がともに2位で続いている。さらに僅差で第2戦優勝の羅立文と第2戦準優勝の鈴木清司も並んで4位に付ける。この5名でトップグループを形成する状況だ。もちろん、残り3戦での逆転を狙わんという選手も多数だ。

gp5aori_kuri_th.jpg

栗林の中延5連勝の記録は!?


ちなみに、栗林はこの中延で開催された東日本グランプリにおいて4年連続優勝という記録も残している。相性の良い会場であることは間違いなく、記録の更新にも注目だ。

gp5aori_lo_th.jpg

アジアチャンピオン・羅立文、アジア選手権優勝後の1戦目だ


この第5戦、前戦優勝者シードの土方、開催店シードの田中海輝、北海道代表の鳴海大蔵、東北代表の鈴木淳が既に出場が決まっている。残りの12枠は複数のビリヤード場で本日行われている関東予選にて決定される。

一風変わったフォーマットを攻略し、今年の後半戦に向けて飛び出していくのは誰になるのだろうか。見所も多いこの東日本グランプリ第5戦、観戦チケットは会場にて。当日券も販売される。