ジャパンオープン男子2日目 at 池袋『ロサ』
ジャッジメントデイの会場は『ビリヤード・ロサ』
トクセツ行きの切符を手にするのは誰か――。午前中から30度を越える猛暑となった7月19日(日)、東京・池袋の『ロサ』で、『ジャパンオープン』の男子の部・予選2日目が行われた。ここには初日の予選を通過した128名が集結。シングルトーナメントで16名まで絞り込む。特設会場の『ニューピアホール』に進むためには、ベスト128、64、32と3勝しなければならない。
ジャパンオープン男子の部が3日間開催となって、今年で3年目。すっかりロサでの"ジャッジメントデイ"はおなじみとなった。国内ランキング上位陣と海外勢がのきなみ顔を揃えた厳しいフィールドは、ここでラウンドを追う毎に「国際トーナメント」の顔を見せる。それをわかっているギャラリーも多く、場内は朝から賑わっていた。目玉選手、フランシスコ・ブスタマンテ(フィリピン)の試合が始まると辺りは立錐の余地もない状況となった。また、本大会優勝4回。現役プロからすると大先輩にあたる奥村健(現JPBF)は今年も参戦し、2日目にも顔を見せた。「ポケットの試合会場はやっぱりいいね」と、他の試合を観ながら後輩たちと朗らかに談笑する。
ブスタマンテは水下広之を破って特設へ
昨年度覇者の
アントニオ・リニング(フィリピン)を始め、各組の第一シード選手が順調にトーナメント表を登っていく中、過去に2度、準優勝の実績のある
羅立文が、ルーキープロ・正﨑洋行に敗れてベスト128で姿を消す。2013年チャンピオンの
土方隼斗は、
菊嶋淳史にベスト64で敗れた。また、昨年揃って3位入賞を果たした
青木亮二と
早瀬優治は、今年は組み合わせの都合でベスト64で当たってしまうことに。ここは青木がヒルヒルマッチを制した。
川端聡はいち早くベスト16進出を決定
そして、16時45分。特設会場行きの一番手は
川端聡だった。
津堅翔を相手にマスワリラッシュで9-1。なんと自身4年連続のベスト16入りである。毎年400人前後が出る大会でこれは実に見事な戦績だ。「本当に嬉しい!」と川端が見せた晴れやかな笑顔が、この予選の厳しさを物語っている。川端が最終日、特設で4回勝てば――2000年以来の優勝が待っている。
栗林達はルディ・モルタを下して明日に向かう
この後、続々と特設行きを決めた選手が決定している。その面々は下記にて。ジャパンオープンはいよいよ煌々と照らされたファイナルデイに突入する。
男子ベスト16組み合わせ
ラミル・ガレゴ(フィリピン)vs赤狩山幸男
栗林達vs杉原匡
川端聡vs福田豊(JSA)
レイモンド・ファロン(フィリピン)vsロマエル・モルタ(フィリピン)
カルロ・ビアド(フィリピン)vs藤本共史(アマ)
浦岡隆志vsジェフリー・デルーナ(フィリピン)
菊嶋淳史vs竹中寛
アントニオ・リニング(フィリピン)vsフランシスコ・ブスタマンテ(フィリピン)
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