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ジャパンオープン女子 at 渋谷『CUE』

会場は去年と同じく『CUE』(東京・渋谷)

昨日の男子に続き、東京・渋谷『CUE』で女子の『ジャパンオープン』が開幕した。会場に集ったのは、プロ・アマ合わせて総勢81名。ルールなど必要事項の説明あと、朝10時から各テーブルで壮絶な戦いが幕を開けた。

フォーマットはベスト32選び出す予選を7ゲーム先取のダブル・イリミネーションで争い、ベスト32とベスト16が8ゲーム先取のシングルマッチ。それらを最後まで勝ち抜いた8名のみが、決勝日の『ニューピアホール』特設会場(東京・竹芝)へ行くことができる。

この大会は日本最大のオープン戦ということもあり、全国各地から強豪アマも出場していて、プロと言えども足下をすくわれることも。女王・梶谷景美が予選の緒戦を宮坂美香(ミッキー＆ネプチューン)相手に落とした(2-7。その後、梶谷は敗者側からベスト32へ)ことがその好例だ。

梶谷、決勝日一番乗り

昨年に続き、台湾勢は若手が目立つ陣容だったが、呉芷婷を筆頭に強国の層は厚く、参加7名中7名がシングルに進出。JPBAからは梶谷、河原千尋、栗林美幸、曽根恭子、野内麻聖美らトップ勢をはじめとする19名がベスト32入り。アマチュアからは佐原弘子女流球聖(スピリット1)、小西さみあ(トリガー)、昨年日本人最高位タイの和泉早衣子(COLORS)ら6名が予選を勝ち上がった。

連覇を狙う呉芷婷、ニューピアへ

やがて、女子会場も決勝シングルから佳境に突入。ベスト16へ進んだのは、先の勢力図で言えば5名敗退でアマチュア勢が和泉1名と苦境に。台湾勢は3名が去り残り4名。JPBAからは、プロ同士の潰し合いもありつつ、11名が生き残った。

そんな中、ベスト16で最も早く決勝日入りを決めたのはジェニファー・チェンを8-2で下した梶谷。予選やシングル一回戦(vs谷山和子)では苦しい場面にも遭遇したが、やはり女王は勝ち抜き方を熟知していた。そして、ディフェンディングチャンピオン・呉は連覇を狙うべく藤井寛美を8-1で破ってベスト8へ。

本命の一角、河原も8強へ

現在国内最強の呼び声も高い河原は青木絵美を8-2で退け、栗林は木村真紀からの予選のリベンジマッチに再度勝利(8-5)し、それぞれ翌日への切符を手にした。そして曽根が和泉に勝利したことで、今年のアマチュアベスト8入りはなくなっている。

ベスト16では各テーブルでスコアの差には反映されない僅差の力比べが演じられた結果、明日の決勝日の舞台に立つ8名の選手が選び出された。決勝進出者とベスト8の対戦カードは以下の通り。果たして、明日この中から歓喜の渦に包まれる選手は誰になるのか!?　『ニューピアホール』特設会場で2年ぶりの日本人優勝者が見られることを期待したい。

【ベスト8】
河原千尋 vs 呉芷婷
梶谷景美 vs 栗林美幸
王婉菱 vs 曽根恭子
工藤孝代 vs 郭思廷

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