ジャパンオープンベスト8
Web CUE'Sをご覧の皆様、こんにちは、「元・編K」です。今年もトクセツはあっついですね! 例年以上にワンサイドゲームが少なくて、その分スリルと緊迫感があります。ギャラリーが水を打ったように静かになる瞬間と、どよめきと大きな拍手を聞く度に、「ジャパンオープンに来たんだなぁ」と思わされます。
サムライ・竹中、ブスタマンテ斬り!!
さて、男女のベスト8も、いずれ劣らぬ名勝負でしたね。今年、男子の部は「日比対抗戦」、女子の部は「日台対抗戦」の様相を呈していますが、チームジャパン、かなり健闘していますよ!
まず、2000年の本大会チャンピオン、川端聡は昨年の全日本選手権覇者、R・ファロンを9-6で退治。尻上がりに調子を上げている様子です。続けて、日本のサムライ、竹中寛がフィリピン総大将格のF・ブスタマンテ斬りに成功(9-4)。
栗林vs赤狩山の豪華な日本人も!!
もったいない日本人対決といえば、栗林達vs赤狩山幸男。この2人、今年は赤狩山が2戦2勝でしたが、ここで栗林が一矢報いました。9-5で勝利。......ということで、男子の準決勝は、川端聡vs栗林達、竹中寛vsビアドとなっています。
河原、栗林美幸を下し2年ぶりの頂点を目指す!
女子の部のベスト8は、日本人対決が一つと日台対決が3つ。まず、栗林美幸と河原千尋の「国内鉄板カード」は、河原千尋がヒルヒルマッチを制してファイナルへ(8-7)。曽根恭子と王婉菱の対戦は、走る曽根、追う王という展開となりますが、最後は王の⑧ミスから曽根が2球を取り切って上がり!(8-6)工藤孝代vs郭思延は、逃げる郭を工藤が追いかけ、6-7まで竸りますが、最後は工藤のミスから郭に押し切られてしまいました(6-8)。
連覇へ、呉芷婷が梶谷を撃破
そして、「日本の女王」、梶谷景美とディフェンディングチャンピオン、呉芷婷の試合も、最後まで目が離せない接戦となりました。お互いに走る糸口はなく、まさにつばぜり合い。6-6まで互角の戦いでしたが、最後は、呉が慎重に取り切りを重ねて8-6で梶谷を退けています。
これで女子の準決勝は、曽根vs呉芷婷、河原vs郭思延。またしても日台対決です。ファイナルが曽根-河原になれば最高ですね。さあ、今年のジャパンオープンもいよいよクライマックスが近付いて来ました。会場に来られない方は、ニコニコ生放送やUSTREAMでぜひご視聴下さい。そして、チームジャパンにあつきエールを......! 以上、現場、会場内の隅っこのメディア席より、元・編Kでした。
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