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東日本グランプリ第4戦

東日本グランプリ第4戦の会場は『キャノンボール大森』

7月5日(日)、東京都大田区の『キャノンボール大森』にて『東日本グランプリ第4戦』が行われる。東日本グランプリは多くがテンボールを競技としているが、今回はナインボールだ。フォーマットは交互ブレイク、9ゲーム先取となる。

第2戦優勝、第3戦準優勝の羅立文

全7戦の内、3戦を終了した現在の東日本グランプリランキングは1位が前戦優勝の栗林達、2位には第2戦優勝の羅立文が付けている。しかしながら、3位タイにつける赤狩山幸男、土方隼斗、鈴木清司の3名とも大きな差はなくまだまだ大勢は決しない。

昨年で言えば、同じく第3戦から3戦連続優勝を果たした栗林が一気に大幅リードを取り、グランプリ年間MVPを決めた。栗林は今戦は『チャイナオープン』参戦のために欠場となるが、大きく流れが変わるこの中盤戦であることは間違いないだろう。また、前戦優勝者シード枠は栗林に変わって次点の羅となる。

先月にプロ初優勝を果たしたばかりの東條紘典

7月と年間の半分をこなしたここまでの傾向を見ると「プロ入り初優勝」選手が多いことがわかる。1月『関西オープン』での嶋野聖大、3月『東日本グランプリ第1戦』での林研字、6月『九州オープン』での東條紘典、女子で言うと3月『全日本女子プロツアー第1戦』での青木絵美と既に4名の選手がプロ入り初優勝を果たしている。そしてそれはいずれも東日本所属のプロだということも書き添えておこう。

昨年で言えば浦岡隆志と吉岡正登が初の「全国オープン優勝」ということはあったがプロ入り初優勝を果たした選手はゼロ。それと比較しても今年の前半で4名という数字は注目すべき数字だと言えるだろう。まさにそういう「流れ」があるのではないだろうか。

プロ入り初優勝を狙う1人、津堅翔

トッププロが犇めく過酷な東日本グランプリにおいて、彼らに続こうと初優勝を狙う選手達は数多。照屋勝司や津堅翔といったアベレージが高く、ファイナル進出経験もある選手がまずその候補の筆頭に上がる。今戦のスポンサーシードとなっている有田秀彰や近年、決勝日進出回数を増やしている大西想、永松宣明、田中海輝などの選手達も虎視眈々とその機会をうかがっているところだろう。そして当然、前半戦に勝ち星がなかった赤狩山、土方、そして内垣建一といった昨年の優勝者達も上位に絡んでくるはずだ。

スポンサーシードは有田秀彰

トップ選手同士の、あるいはその位置を狙うプロ達とのせめぎ合い、非常に熱い試合が見られることも間違いないだろう。出場する16名の選手のうち、先述の羅と有田、北海道代表の森谷眞樹アマ、東北代表の鈴木淳がすでに出場を決めている。残りの12枠は前日の関東予選での奪い合いだ。予選の会場は東京・神奈川の5つのビリヤード場で行われる。

観戦チケットは西船橋店を除くキャノンボール各店、ERスポーツショールーム、ERスポーツホームページで販売中（前売り券：1,500円）。もちろん当日券でも観戦OKだ(2,000円)。生で観戦に行けないという方のためには『ビリヤードチャンネル』にてニコニコ生放送での中継も行われる。